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フリーアナウンサー宮脇美咲が恋愛婚も…NHK元契約アナの厳しい実情

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生島企画室プロフィールページより

 元NHK福岡放送局の契約キャスターで、現在はフリーアナウンサー宮脇美咲が、今月16日にNHK時代に出会った8歳上のディレクターと結婚することが報じられた。

 鹿児島県出身の宮脇アナウンサーは福岡大卒業後、2016年4月にNHK福岡放送局に契約キャスターとして入り、3年後には契約満了に伴いフリーに転身。現在は東京を拠点に活動する。

 新郎とは遠距離恋愛で、結婚後もしばらくは東京、福岡で別居婚の形になるというが、かつてNHKの契約キャスターを経験したアラサーのフリーアナウンサーは「うらやましい限り。彼女、完全に勝ち組ですからね」と拍手を送るが、その実情は我々がイメージする以上に厳しいものがある。

「NHKの契約キャスターというのは、いわゆる桑子真帆アナウンサーのような正職員として入局したアナウンサーではありません。契約形態も業務委託扱いで、保険やボーナスもなし。年収は受かった局によりますが、ローカルの放送局では300万円ほども出ればいいでしょうね。都市部の放送局になると、衣装代込みで400万円程度と、もう少し出ることもありますが、そこには応募が殺到するのでかなりの倍率をくぐり抜ける必要がある」(どう)

 しかも、契約は基本的に1年更新で「評価が良くても5年が限界。そうなると、また次の放送局を探すか、フリーになるかの二択になる。運よく、民放テレビ局の正社員アナウンサーになれる子は一握りで、タイムリミットは20代中盤まで。とてもじゃないけど、都市部では暮らしていけませんよ。経験だけ積んで、生活するためにフリーに転身するのが実情ですね」と声をひそめる。

 契約キャスター出身者にとっては、アナウンサーを続ける上で結婚も重要なミッションだが…。別のNHK関係者はこう語る。

「地方の局に居ても、何ら出会いはありませんよ。医者、弁護士はいるでしょうけどずっとそこの土地に住まなければならないですからね。宮脇アナのように社内恋愛で結婚するのが手堅い。但し、大変なのはNHKの正職員は全国転勤がつきもの。相手がフリーアナウンサーで東京に住んでいても関係ありません。しかも、NHKにおける東京(渋谷の放送センター)勤務はエリートコース。仕事が優秀でなければ行けませんし、結果が出なければまた地方に飛ばされます。これはディレクターでも、報道記者でも同じ。なかなか大変な結婚相手かなとも思います」

 ここにも格差は確かにあるのだが……遠距離恋愛で掴んだ幸せ、まずはいい形で生かして欲しいものだ。

最終更新:2021/01/05 21:09
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