あの大物芸人がコロナ禍で「引退状態」!? YouTuberデビュー画策するも暗礁に乗り上げる

文=本多圭(ほんだ・けい)

 緊急事態宣言の延長で、各業界の苦境が伝えられているが、庶民に笑い届けるお笑い芸人の生活も逼迫。笑えない状態になっている。

 80年代に「B&B」としてMANZAIブームを牽引し、一世を風舞した島田洋七も、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、この1年間“仕事ゼロ“の失業状態が続いているという。

「2月10日は僕の誕生日で、去年は引退した弟弟子の島田紳助とオール阪神・巨人の巨人さんに祝ってもらいましたが、ちょうどその日は、大阪のザ・リッツ・カールトンで講演会があったんです。講演会としてはそれが最後で、それ以降は仕事がなく、毎日、佐賀の自宅の周りを走っています。引退したようなもんですわ」(洋七)

 MANZAIブームが去った後、紆余曲折を経ながらも、2004年、自費出版していた自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』がシリーズ600万部を超す大ベストセラーとなった洋七は、所属していた「吉本興業」と出版印税で揉め、2007年8月に退社。吉本に“忖度”したテレビ局から事実上、干されてしまったが、『がばいばあちゃん』をテーマにした講演会の仕事にシフトしたことで、全国の自治体などからオファーが殺到。現在まで講演回数は4800回以上に及び、“講演会の帝王“の異名を取るまでとなった。

「14年からはTOKYO MXテレビで『バラいろダンディ』の金曜MCを担当していましたが、一昨年9月に降板してからは、仕事の97%が講演会です」

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年8月まで入っていた69本の講演会はすべてキャンセルされ、それ以降も、決まった講演会は入っていないという。

 それでも、『とんねるず』の石橋貴明がYouTuberとして活躍していることに刺激を受け、自身もYouTubeデビューを果たした。

「講演会を楽しみにしていた人に少しでも元気になってもらうために、損とか得とかじゃなく、講演会の内容を収めた音源をYouTubeにアップしたら、約5万回も視聴されたんです。それで本格的にYouTubeに力を入れることにしたんですが、撮影や編集ができる“メカ”に強い弟子たちは東京にいる。外出自粛で動くことができず、YouTubeは暗礁に乗り上げてしまったんです」(洋七)

 ちなみに、1000人規模の会館での講演依頼は来ているというが、そちらは洋七が断っているという。

「感染防止のため、1000人規模の会館で観客は約4分の1しか入れず、お客さんもマスク着用が必須なんです。でも、僕の講演会は、ドッと受けているのか、受けていないのか、お客さんの反応を見ないとわからない。マスク着用では難しいので、断っているんです。仕事はゼロ、収入もゼロ。やることがないから、健康のために毎日走ってます」

 洋七にして1年間、仕事がない。売れないお笑い芸人は推して知るべし。国は、コロナ禍で気分が沈む庶民に笑いを届ける芸人たちの救済も検討すべきだ。

本多圭(ほんだ・けい)

本多圭(ほんだ・けい)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2021/02/26 22:00

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