日刊サイゾー トップ > エンタメ  > コロナで窮地のホリプロ「ボートレース」に活路

ホリプロがコロナで窮地? ギャラが高い「ボートレース仕事」に活路を見出す

ホリプロがコロナで窮地? ギャラが高い「ボートレース仕事」に活路を見出すの画像1
「ホリプロボートレース部」ボートレース多摩川 公式YouTubeチャンネルより

 コロナ禍で大ダメージを受けたエンタメ業界。そんななか、芸能事務所が新たな金脈として狙いをつけているのが、公営競技だという。

「ボートレースや競輪などの公営競技は、どうにかしてイメージアップを図りつつ、売り上げを伸ばしたいという思いが強く、そのためにタレントを起用した企画に積極的なんです。できるだけ有名タレントを起用したいということもあり、他の仕事よりもギャラがいいということが多い。芸能事務所にとって公営競技関連の仕事は“おいしい”ということです」(芸能事務所関係者)

 そんななか、老舗芸能事務所ホリプロが、「ホリプロボートレース部」なるものを立ち上げ、ホリプロ所属のタレントに多摩川ボートレースの予想をさせるYouTube動画を配信している。

「『ホリプロボートレース部』は、解散したアイドルグループ『バニラビーンズ』のレナがMCを務める生配信動画です。レナは古舘プロジェクトの所属なんですが、配信にはホリプロの若手芸人やグラビアアイドルなどが部員として登場し、予想をするんです。そのうえで、配信の最後の方に丸山桂里奈、河西智美、島田秀平など、テレビなどで見る機会のあるホリプロ所属の人気タレントが、ゲストとして登場するという形です」(ボートレースに詳しい週刊誌記者)

 これまでも、ホリプロのタレントがボートレース関連の仕事をすることは、いくつかあった。

「武田修宏がBSフジのボートレース中継番組のMCをやっていたこともあったし、スピードワゴンの井戸田潤もボート関連の番組によくゲスト出演しています。ホリプロとしても、ボート仕事の旨味をしっかり理解していたのでしょうね」(同)

 コロナ禍で売り上げが落ちてしまったホリプロ。所属タレントの給料システムを変更するなど、なかなか厳しい状況にあるようだ。

「ホリプロのギャラは、仕事量に関わらず、社歴が長くなるほど月給が上がっていく年功序列の給料制と言われていたんですが、それが最近、歩合制に切り替わっているとのこと。仕事が多いタレントはそれでもいいのでしょうが、そうではないタレントはまったくギャラがもらえなくなってしまうわけです。

 そういったタレントを救済する意味もあって、いろいろと“旨味”のある仕事に食いついているのでしょうね。ホリプロ以外にも、公営競技の仕事に食い込んでくる芸能事務所はどんどん出てくると思います」(同)

 妙に豪華なタレントが、ボートレースや競輪の仕事をする未来も近そうだ。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2021/03/02 22:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真