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フジの背中が見えてきたテレビ東京 いよいよ本気モードで「テレ東伝説」も終了?

文=浜松貴憲(はままつ・たかのり)

フジの背中が見えてきたテレビ東京 いよいよ本気モードで「テレ東伝説」も終了?の画像1
『WBS』(ワールドビジネスサテライト)公式サイトより

 湾岸戦争開戦→『ムーミン』(1991年)、地下鉄サリン事件→『ムーミン』(1995年)、ニューヨーク同時多発テロ→旅番組(2001年)など、現代史に刻まれる事件をことごとく黙殺してきたテレビ東京。ブレない姿勢は“テレ東伝説”と呼ばれ、「テレ東が通常放送だから大丈夫」と、危険度を図る1つのバロメーターとしてネタにされてきたが、これが岐路に差し掛かっている。

「テレ東の4月の改編の目玉が、『WBS』(ワールドビジネスサテライト)の23時台から22時台への昇格。これにより『報道ステーション』(テレビ朝日)とガチンコ対決することになりました。新型コロナの影響でニュース番組の視聴率は軒並み上がっており、『WBS』は女子アナ人気ランキングで上位常連の大江麻理子が司会。テレ東が大勝負に出たと、業界で大きな話題になっています」(テレビ業界に詳しいジャーナリスト)

 報道はもちろん、そもそもテレ東はバラエティ番組やドラマも好調だ。お台場のテレビ局を脅かしねない存在感が出てきている。

「テレ東は『YOUは何しに日本へ?』『池の水ぜんぶ抜く』『家、ついて行ってイイですか?』『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』など、オリジナリティ溢れるヒット企画が好調で、絶不調のフジテレビの背中が見えています。

 そうなると、“上”を目指す以上は報道機関として義務を果たす必要もある。ニュース番組を強化する一方で緊急情報を無視するのは整合性も欠きますし、これまでのように呑気に通常放送を続けるケースは減っていきそうです」(同)

 テレビは娯楽の王様とも言われるが、影響力が強いからこそ、いざという時にどう振る舞うか、常に厳しい目が注がれる。ネットでは“テレ東伝説”は好意的に受け止められているが、現場はそれを喜んでいるわけではない。

「“独自性を打ち出すのも1つの見識”という意見は確かにありますが、緊急ニュースに対応できないのは、ぶっちゃけ予算や人員が足りないだけ。ネットで『テレ東伝説』と言われていることは社員も承知していますが、報道機関として二流の証だと苦々しく思っている社員は少なくありません。実際、重大ニュースを無視するたび、局には文句の電話も少なからず寄せられているようです」(テレビ東京の番組制作関係者)

 これまで「振り向けばテレ東」「番外地」などと揶揄されてきたテレ東だが、メジャー路線への変更で、“定位置”を抜けられるのだろうか。

浜松貴憲(はままつ・たかのり)

浜松貴憲(はままつ・たかのり)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

最終更新:2021/03/10 12:00

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