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加藤浩次、吉本から完全離脱も今田耕司が語る「新しい体制」の原点は吉本の体制の変化

文=黒崎さとし(くろさき・さとし)

加藤浩次、吉本から完全離脱も今田耕司が語る「新しい体制」の原点は吉本の体制の変化の画像1
読売テレビ『特盛!よしもと』公式サイトより

 タレントの今田耕司が20日、関西ローカルのレギュラー出演番組『特盛!よしもと』(読売テレビ)に出演。3月末で吉本興業とのエージェント契約を終え、フリーになるお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次を引き合いに出して「新しい体制、会社になろうとしている」と感想を語った。

 加藤については2年前の一部タレントによる闇営業問題を発端に、所属芸人と事務所の関係に疑問を持つ発言をレギュラー番組『スッキリ』(日本テレビ系)で話したことからエージェント契約に切り替えた。その後、吉本側から突然、契約解消を通知されたことで本人も驚きを隠せずにいた。

 この日も今田は今回の一件について加藤がエージェント契約で一定の手数料を吉本側にも払っていたことを考えたとしても「吉本のボタンが掛け違ったまま、進んだような気がする」と語り、親分肌の加藤が後輩からも慕われているだけに「いてほしかったけど…」と話している。

 吉本の体制をめぐってはかねてより問題視されることもしばしばだったが、古くから事情を知る芸能関係者は「また、会社ぽさを前面に出していますね」といいながら、事務所の変貌ぶりを次のように振り返る。

「昔は大阪も、東京も両方のオフィスはいい意味でゆるく、比較的誰でも社内に入ることができた。大阪のオフィスはなんばグランド花月に併設されていますが、楽屋口まで行くことが許されていましたからね。なので芸能記者らは出番を終えた芸人たちや関係者から情報収集することも容易で、メディアと芸人の距離も近かった。ところが、今から10年前くらい前からか、大崎洋体制が盤石になり始めた頃、突然厳しくなってしまった。番記者たちが常駐できるスペースも当時の広報スタッフたちの計らいで広報セクションのすぐ横のスペースに作ってもらい、和気あいあいとしていましたが、それがある日、別棟の個室に移動となった。当然、コミュニケーションを図ることは難しくなり、担当記者も足が遠のきましたね」

 別の在阪テレビ局関係者もこう語る。

「当時のスタッフの話していたことを振り返ると『うちはカイシャになりますわ』と。システマチックで、組織的な動きに変わったことを意味していました。東京の今のところにオフィスが移ったのはその少し前ですが、勝手に出入りできなかったですしね。今回の加藤さんの件しかり、風通しの悪さが目立つなという印象です」

 会社が大きくなるにつれ、組織として運営しないとまとまらなかったり、示しがつかないことはよくあること。それでも、今田が指摘したような「ボタンの掛け違い」が理由で人気タレントが次々とたもとを分かつことになっていたのなら、これほど悲しい出来事はないだろう。

黒崎さとし(くろさき・さとし)

黒崎さとし(くろさき・さとし)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2021/03/24 06:00

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