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w-inds.橘慶太「日本のメディアに出られない」証言の衝撃… 芸能界に変革の兆し?

w-inds.公式サイトより

 こういう発言を堂々とできるようになったのは、変革の兆しだろうか。

 今月14日にデビュー20周年を迎えた人気ダンス&ボーカル・ユニット「w-inds.」の橘慶太の発言が業界に衝撃を与えている。3月24日に公開されたwebメディア「新R25」のインタビュー記事で、w-inds.がテレビ番組になかなか出られない状況にあったと橘が“証言”したのだ。

 インタビューはあくまで橘の「ポジティブすぎる」「ストイックすぎる」面を引き出すことを目的としているが、この中でデビュー当時について振り返る場面があった。

 インタビュアーから「w-inds.は日本のメディアにはあまり出られなかった」と指摘され、「腐ってしまう瞬間はなかったのか?」と問われると、橘は「もしデビュー当時の勢いのままテレビにバンバン出演させてもらってたら、僕はとっくに潰れてた」と答え、“逆境”にあったことを「本当にありがたいなと思ってる」と前向きに語った。

 当時は何事も他人のせいにしていたそうで、「ずっと同じ失敗を繰り返すようになってしまった」と明かした橘。2004年頃からアジアの音楽フェスに出演するようになり、「アジアのレベルが年々すごい勢いで上がってきた」ことに危機感を覚えたことがきっかけとなり、意識が変化。自分で決断し、自分で責任を取ってやりたいことをやろうという考え方になったのだとか。

 その中で橘は、アジアに活動の場を見出した理由として「追い打ちをかけるように日本のメディアに出られなくなって、活動をアジア全域に広げた」と話したのだ。

 それ以上の言及がないため詳しいことはわからないが、01年3月にデビューしたw-inds.は、その3年後には「日本のメディアに出られない」状況になっていたということになる。

 歌って踊れるボーイズ・グループや男性アーティストが、テレビ番組になかなか出られない状況にあることはよく指摘されている。中でも有名なのが、日本の音楽番組の代表的存在である『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)だ。

 w-inds.と同じライジングプロダクションに所属する先輩・DA PUMPは、デビュー直後の1997年8月1日に同番組に初出演。しかし、同年11月14日放送回で問題が起こる。この日、KinKi Kidsも出演予定だったのだが、出演を取りやめたのだ。デビュー前のジャニーズJr.も多数出演するなどジャニーズ事務所との友好関係が公然となっている同番組だが、このKinKi Kidsの“出演キャンセル”は、“競合”となるDA PUMPが出演することに対するジャニーズ側のボイコットだったと言われている。以降、DA PUMPは「U.S.A.」で再ブレイクした18年11月まで、20年以上にわたって同番組への出演が途絶えた。

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