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『とくダネ』が22年の歴史に幕… 最終回で小倉さんのぶっちゃけ話に驚きも

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フジテレビ「とくダネ」公式サイトより

 26日で終了する「とくダネ」(フジテレビ)の最終回を見た。同時に「グッとラック!」(TBS)最終回も見た。「グッとラック!」は1年半、「とくダネ」は22年での終了となる。

「とくダネ」は1999年に始まり、当時はMCの小倉智昭さんも若く、言葉も力強く、なめらかだ。番宣用に撮ったという小倉さんの超早口の告知が紹介されたが、神業的にすごい。ああ、この人はすごいしゃべり手だったんだと、いまさら再認識した。今では言葉につかえることも多く、ゆっくりしゃべるのとは大違い。最終回の番組は、過去の豊富な映像で、番組史を振り返った。

 途中、大きな事件、災害、イベントも多々あり、小倉さん自身が海外へも足を伸ばして取材していた。まだまだ贅沢に番組が作れる時代で、スタジオにも大勢ゲストがいたり、遠来からも一般の人が訪れたり、楽し気だ。そうした映像は何やら華やかな平成史のようにも見える。

 実はスポーツ報道をワイドショーに持ち込んだのも小倉さんだということで、オリンピック取材をする姿も多々出て来た。でも、スポーツ報道の小倉さんの伝え方は、オレが見る○○色がいささか強すぎた印象。アスリート側がへりくだっていたように思えた。

 一方で「とくダネ」の果たしたことは、ワイドショーが政治を語るということかもしれない。それまでのワイドショーは芸能ネタがほとんど。そこに政治や、さらに経済を大きくもちこんで、ワイドショー政治という報道を確立した。それがいいのか悪いのか?

 今では疑問の方が大きいときが多いが、政治や経済を身近にした役割を果たした。「モーニングショー」だって、「とくダネ」がなければ、あり得なかったかもしれない。そうそう、医療問題も長く扱っていて、そのシリーズも良かった。これだけをこなせたのは、小倉さんという人あってのことだったろう。

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