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田中みな実が嘆く若手アナの劣化ぶり「あなたたちの本業は何なんですか?」

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田中みな実 FLaMme 公式サイトより

 フリーアナウンサーで女優の田中みな実が、後輩の女子アナたちに苦言を呈し話題を呼んでいる。

 先日出演したトークバラエティー番組『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、田中は現在もニュース原稿を読む局アナをくまなくチェックしていると告白。その上で、「この人は聞きやすい。この人はキャラクターでやろうとしている」などと語った。さらにニュースらしさを意識しながら読むクセの強いアナウンサーもいるなど、数パターンを見抜いて視聴していると明かした。

 チェックは原稿読みにとどまらず、服装やメイクなども見ているとか。「アナウンサーは基本的にアシスタントの立場」と強調し、アナによっては番組でタレントと共演することも多いが、派手な衣装を着ている局アナには「言っていい(注意していい)と思います」と持論を展開。最後には「あなたたちの本業は何なんですか? と思う」とクギを刺すことも忘れなかった。

 田中といえば、現在では女性人気も高く売れっ子だが、TBSテレビの局アナ時代は“ぶりっ子”キャラクターばかりが目立っていた。とはいえ同局関係者は「ニュース読みは上手かった」と話す。女子アナのタレント化は今に始まった話ではないが「彼女が今、女優業に進んだために、安易なタレント気取りの女子アナが目につくのでは」とみている。

 そもそも、大学のミスコンやフリーキャスター事務所上がりの者が局アナに就職するパターンは昔も今も多い。ただ、その質は近年、変わってきているようだ。

「昔から局アナで名前を売って、フリーアナウンサーに転身する人はたくさんいましたけど、最近は堅実志向なのかそこまでガツガツしているアナウンサーは少なくなった。困ったのはウケ狙いでもなく、戦略的にでもなく、ただただ空気が読めずに派手な格好をしたり、身の丈に合わない交流を持つアナウンサーが増えたことです」

 背景にあるのは、年収の目減りが大きく影響している。

「いくら在京テレビキー局のアナウンサーの年収がいいといっても、激務にもかかわらず1000万円を超えなくなってきている。これでは希望者も減ってしまいます。また、時代背景なのかマイペースな性格の子も増えて周りに合わせるのが苦手な若手が急増。制作サイドは『叱ってパワハラ呼ばわりされたらシャレにならない』と放置したままです」

 田中みな実が嘆くのも無理はないということのようだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/04/12 19:00
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