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吉永小百合の主演映画に出資したおかげで“潤った“スポンサー企業

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映画『いのちの停車場」公式サイトより

 映画『いのちの停車場」(5月21日公開)完成披露試写会が14日、都内で行われた。主演をつとめた吉永小百合をはじめ、広瀬すず、松坂桃李らなどが出席したことを、各スポーツ紙が報じている。

 現役医師で作家の南杏子氏の同名小説が原作として知られているが、日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死・安楽死などのタブーに向き合い、それらに携わる医師や患者、家族の姿を描き、吉永は在宅医・白石咲和子を演じた。

 コロナ禍での撮影となったが無事に完成し公開を控えているが、吉永は「大変な思いの中でクランクインしたし、みんなで力を合わせて今日の日を迎えられた。ほっとしています」と安堵の表情を見せたという。

「結局、カットせずに出演シーンを上映することになったが、出演している伊勢谷友介が薬物事件で逮捕され、さらに、広瀬は撮影中のコロナ感染が判明。関係者にとっては綱渡りの連続だったなんとか完成し公開を迎えることができた」(映画業界関係者)

 昨年11月、同映画の総指揮を務めた東映グループ会長の岡田裕介さんが死去。

 各紙によると吉永は、「撮影が終わった後、私たちにとって大変大きな悲しい出来事がございました。岡田会長が亡くなられたことです。でも今日もお見えになっていらっしゃる(関係者の)方もいらっしゃると思いますが、とっても温かい励ましとご援助をいただきました。心から感謝しております」としのんだという。

「岡田さんが自身の“後継者”として目をかけていたのが、ハウスメーカーや介護事業、さらには映画業界にも進出した『木下グループ』の木下直哉社長。このところの吉永の作品にはことごとく出資し、製作委員会に名を連ねています。岡田さんは吉永にとっての“後見人”のような存在でしたが、今後は木下氏がその役割を受け継ぐことになりそうです」(芸能記者)

 もちろん今作にも同グループが出資しているが、そのおかげでかなり“潤っている”ようだ。

「木下グループといえば、池袋・新橋・羽田空港など都内数カ所に『新型コロナPCR検査センター』を開設。来店検査で2300円(税込)と格安なので、連日、各店舗には長蛇の列ができています。今作も撮影時やイベントの際、さらに、取材する記者らはPCR検査を義務付けられているようですが、すべて木下の検査キッドで検査。製作サイドから検査費用が支払われているだけに、出資しても検査費用だけでかなりの収益になるともっぱらです」(テレビ局関係者)

 しっかり“コロナバブル”の恩恵を受けているようだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/04/21 19:00
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