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清原和博氏がベストファーザー受賞も… まだまだ強いネットのからの風当たり

清原和博氏がベストファーザー受賞も… ネットではまだまだ拒否反応の声の画像1
写真/Getty Imagesより

 17日放送のフジテレビ『バイキングMORE』では。自身のユーチューブチャンネルでうつの現状を告白した元プロ野球選手の清原和博氏について特集。「ベスト・ファーザー賞in関西」のスポーツ部門特別賞を受賞したことが紹介されると視聴者からは「他にいなかったの?」と疑問の声が殺到してしまったようだ。

 番組では、16日、清原氏が自身のユーチューブチャンネル『清ちゃんスポーツ』で「今も(うつの)薬飲んでますし、この間病院行ったとき診察されたのが重度の睡眠障害で、入院をすすめられた」と明かすなど、うつ病に悩まされていることを報じた。

 また、14日に受賞した「ベストファザー賞㏌関西」についても触れ、受賞理由が「挫折を経験しながらも、2人の息子に向き合い再起を果たそうと前向きに生きている」だったことから、息子との関係について紹介した。

 清原氏は離婚をきっかけに2人の息子と会えなくなっていたのだが、バッティングに悩む次男が「誰かに教えてもらいたい」と相談。母親に気を使う次男に対し、長男が父親・清原氏の名前を出したことで、2019年に5年ぶりの再会をはたしたという。

 野球から離れていた長男も、清原との練習で野球が好きだと再認識。慶応大学野球部で活躍し「自分はバッティングが長所なので、おやじのような選手になりたい」と話しているという。

 授賞式での「現役時代は妻に任せきりでした。もっと家族の時間を大切にしておけば良かったと後悔しています。事件以来会えなくなり息子たちの存在の大きさに心がはりさけるように感じました」という清原氏のコメントが紹介されると、薬丸裕英は「辛いとき家族に好奇の目が向けられていたと思うんですよ。それでもこういうコメントが言えるって言う息子さんたち、それから支えた奥さんにベストファミリー賞を差し上げたい」と話した。

 また、フットボールアワー岩尾望は「野球で結びついた、野球があってこの家族は良かったと思うので、ベストファザー賞とベストナインも上げても」とスタジオを笑わせていた。

 終始暖かい空気で進行していたスタジオだったのだが、反対にネット上では「この賞にふさわしい人他にいなかったの?」「なにがベストなのかわからない」「さすがにベストファーザーはないね、おかしいでしょ」「別れた前夫人が可哀想だわ」「なんでもかんでも美談にするな」と疑問の声が多く上がっている。

 清原氏は16年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受け、20年6月に執行猶予が満了している。

 同年12月に開設したユーチューブチャンネルは半年で登録者数40万人を超え、テレビ出演や、7月にはプロ野球の解説をすることも決まっているなど、着々と活動の幅を広げているが、まだまだ世間の目はウェルカムなものだけではないことは留意しておいたほうがいいだろう。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/06/20 12:00
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