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「乃木坂に越されました」と自虐するAKB48に異議あり!? 乃木坂が越えられない“AKBの壁”

文=木村之男

『乃木坂に、越されました』(テレビ東京公式より)

 アイドル業界は栄枯盛衰が激しい世界だが、この頃、AKB48の“自虐”が話題だ。

 キー局の地上波レギュラー番組が消滅したAKBの久々の冠番組が7月6日からスタートしたが、その番組名は『乃木坂に、越されました』(テレビ東京系)。10日には、厚労省の啓発イベントに出席したAKBグループ総監督の向井地美音が、登場時に「すみません、乃木坂さんじゃなくて……」と挨拶し、こちらも話題になったばかりである。AKBに何が起きているのか?

「前田敦子、大島優子、篠田麻里子、指原莉乃らを擁し、国民的アイドルグループへと上り詰めたAKBですが、2019年に11年続いた冠番組『AKBINGO!』(日本テレビ)と、9年続いた『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)が終わり、2020年には、11年連続で出場していた『紅白歌合戦』(NHK)も落選。落日を決定づける事件となりました。

 メディア関係者がブッキングしたがるのも、乃木坂、櫻坂46、日向坂46の“坂道グループ”ばかり。今やバラエティ番組では、坂道グループのメンバーを呼ぶのが当たり前になっています。乃木坂には齋藤飛鳥、生田絵梨花、秋元真夏、高山一実、山下美月、与田祐希など、ピンで外仕事ができるメンバーがいますが、AKBでそういったメンバーはなかなか見当たりません」(キー局関係者)

 AKBの成功に味をしめ、グループはSKE、NMB、HKTなどへ全国展開。一時はこの世の春状態だったAKBグループだが、勢いの低下は明白だ。このままジリ貧になってしまうようにも思われる。

 しかし、30年以上にわたってアイドルを見続けてきたエンタメ誌編集者は、冷静にこう指摘する。

「確かに現在、勢いがあるのは乃木坂ですが、AKBと乃木坂では“頂上の高さ”が違う。AKBは一時期、選抜発表やじゃんけん大会がゴールデンで中継され、センターが決まると一般紙の社会面で報じられるほど注目されていました。それにひきかえ乃木坂は、アイドルファンや若年層には深く浸透していますが、それ以外は“よくわからない”というのが実状でしょう。

 AKBは昨年、紅白で落選しましたが、昨年発売したシングルはミリオンを突破していて、年間セールスチャートでも1位だったので、落選を訝る声もありました。通算のシングル売り上げは5000万枚以上で歴代1位。乃木坂の約3倍です。

 そして乃木坂がAKBに決定的に劣る点は、代表曲がないこと。AKBには『ヘビーローテション』(2010年)、『恋するフォーチュンクッキー』(2013年)など、ファン以外でも口ずさめるような曲がありますが、乃木坂には残念ながらそれがない。活動が10年にも及ぶのに、これからそういった曲が生まれるとも思えません。そういう名刺代わりの1曲がないことは、活動期間が長くなるほどボディブローのように効いてくるでしょう」(エンタメ誌編集者)

「AKBは乃木坂に越された」と思っているのは、意外と自分たちだけなのかも?

木村之男

木村之男

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2021/07/17 12:00

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