平野紫耀、キムタクも…タレントの“家族解禁”が進む？ ジャニーズ事務所の気苦労

　ジャニーズ事務所の“家族”に異変が起き始めている。

　昨年夏頃より、SNSなどで「King＆Prince平野紫耀の弟」と囁かれていた、アパレルブランド「RKS RICKY（リクスリッキー）」代表の平野莉玖（りく）氏。今年に入って、平野紫耀が有料公式ブログに“弟”のブランドのTシャツを着用して登場したことで、その関係性は決定的なものになっていた。

　さらに今秋、莉玖氏は『平野莉玖 ＆ RKS RICKYスタイル＆フォトブック（仮）』（主婦と生活社）の発売を予定しており、まさにアイドル顔負けの活動をスタートさせている。

「今夏、期間限定でオープンした莉玖氏のブランドショップには、このコロナ禍の中、平野紫耀ファンが駆けつけて商品が飛ぶように売れました。ジャニーズ事務所は当然、莉玖氏の活動も認知しており、『平野紫耀の弟』とは公表しないということで容認する姿勢だったようです。ただ、今回のスタイルブックの発売まではさすがに聞いていなかったとか。しかもその版元が、過去に“反ジャニーズ”として知られた主婦と生活社というのも波乱です。最近は、ジャニーズ事務所が主婦と生活者に、ジャニーズWESTのカレンダー販売権利を渡すなど関係が良好になっていただけに、両者の間にはまた微妙な空気が流れ出しているようです」（民放関係者）

　以前なら、所属タレントの家族に関しても厳しい規律を求めていたジャニーズ事務所だが、なぜ今回に限って見て見ぬフリをするのか？

「過去にもKis-My-Ft2玉森裕太の弟や、KinKi Kids堂本剛の姉などがアパレルブランドを立ち上げて、タレントのファンが大量に買いつけるという現象が起きていました。嵐の相葉雅紀は、実家の中華料理屋が“相葉グッズ”のようなものをファンに売り出し、ジャニーズから注意を受けて販売を中止するなどしたことも。その頃は、事務所から各タレントに、家族の商売を宣伝したり手伝ったりしないようにと注意がされていたんです。
　なので、今回の平野の件は異例と言えますが、その裏には、藤島ジュリー景子新社長がタレントの家族に関してのルールを一部変更する方向で動いている、という事情があるようです。また、絶賛売り出し中である平野紫耀の機嫌を損ねたくないという思惑もありそう。これをきっかけに『平野ルール』ができて、関係を公表さえしなければ、家族のブランドなどを紹介できるようになるかもしれませんね」（週刊誌記者）

　しかし、何を隠そうジャニーズには、平野紫耀を余裕で超える特例で“家族解禁”をしているタレントがいる。そう、木村拓哉である。

「最近では、インスタグラムで工藤静香さんの手作り料理を公開するなど、ますます“家族解禁”が進んでいる木村さんですが、ついに実母の存在までほのめかしていると話題になっています。事の発端は、去年出演したバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか？』（フジテレビ系）でプライベートショットを公開し、自宅にパワーストーンの巨大なアメジストドームがあると判明したこと。これをきっかけに、木村さんがスピリチュアル方面に関心があることがわかり、占いや神秘体験的なテレビ仕事のオファーがいくつかあったようなんです」（民放関係者）

　キムタクの“スピリチュアル趣味”の公開と、実母の解禁にいったいどんな関係があるのか？

「木村さんの母親は、かねてより子育てなどについての講演活動をしているのですが、その内容が“スピリチュアル寄り”だと一部マスコミに報じられたことがありました。なので、キムタクが『スピリチュアルなことに興味がある』とテレビで公開すると、母親の活動と関連づけられてしまう可能性がありますよね。ジャニーズ事務所も木村さんがあまり“そっち側”に行かないよう警戒していたようですが、木村はどうも、妻の工藤静香さんの影響でパワーストーンなどにハマっているみたいですね」（同）

　木村を筆頭に、ジャニーズの“家族解禁”はどう変わっていくのだろうか。ファンにとっては楽しみのひとつだが、事務所にとっては頭の痛い問題なのかも知れない。