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霜降り粗品「第七世代なんか実力ない」 野田クリスタル、ゆりやんとの「王のサミット」で語る

文=宇原翼(うはら・つばさ)

霜降り粗品「第七世代なんか実力ない」 野田クリスタル、ゆりやんとの「王のサミット」で語るの画像
TVer公式Twitterより

 26日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)にマヂカルラブリー・野田クリスタル、霜降り明星・粗品、ゆりやんレトリィバァの3人が集まった。いずれも吉本興業所属の芸人であり、さらに全員が「R-1グランプリ」優勝者で、かつ「M-1グランプリ」もしくは「女芸人No.1決定戦 THE W」でも優勝経験のある「二冠王」だという面々だ。

 野田は番組冒頭、「王が3人集まった」「王の会議だ、今日。お笑いサミットだ」と話していたが、実際にお笑い談義が中心となった今回。最初に議題に上がったのは、マヂカルラブリーが「M-1グランプリ2020」で優勝した吊り革ネタにおける「漫才か否か」論争について。

 「“マイク立ってたら漫才”って言うじゃん」と、漫才の定義は広いとの“一般論”を示した野田に、粗品は「自己紹介したり、『これやってみたいねん』っていう“導入”があったりしますもんね」と理解を示す。すると野田は、霜降り明星とマヂカルラブリーは基本的に同じスタイルだと説明した上で、両者とも漫才の“形式”どおりにマイクの前にふたり横に並んで始まり、「テーマを言って“コントイン”」すると解説。「一度コントインしたら、もう(立ち位置が)戻らない、ボケが。それを『漫才じゃない』と思われたと思う」と自身の見解を示した。

 ゆりやんは、野田がネタ中に寝転んだのがよくなかったのではと指摘。これに野田は「寝転んだらダメなんじゃない、世間は。寝転ぶ漫才されたらもう漫才じゃないって……」ともっともらしく頷くと、粗品は手を叩き、かつてレイザーラモンがオール巨人に「(服を)脱いだらあかんわ」と注意されていたと言及した。

 さらにゆりやんが、霜降り明星のせいやはネタ中に動き回るが「何も言われてない」と指摘すると、粗品はこれを認めつつも、「マヂラブさん優勝した時ですよ、“霜降りはどうやねん”みたいな、めちゃくちゃ飛び火した」と自分たちにも“コント疑惑”が降りかかったと迷惑そうにコメント。すると野田は「本来ならあの年に話さなきゃいけなかった」と真剣な表情で訴え、粗品はすかさず「誰がやねん!」とツッコんでいた。

 番組では「第七世代」問題も語られた。最近はあまりこの言葉が使われなくなったことに「気分いいですね」と心境を明かした粗品は、「『一緒にすな』ってめっちゃ思ってたんですよ、第七世代のやつらと。俺は頑張ってんのに、って。『俺は頑張ってんのに第七世代と一緒にすな』って言ってるやつ他にもおって、『誰が言うてんねん!』とかもありました。お前が言うな、みたいな」「第七世代なんか実力ないっすからね。出てこないすよね、『M-1』の決勝とか」と率直に毒を吐いた後、「やっとちゃんとお笑いできる」と語っていた。

 野田が「何なんだろうね、なになに世代ってね」「定義もないし、別に芸歴で決まってるわけでもないし」と「第七世代」いう言葉自体への疑問を口にすると、粗品は「何なんすかね」と同調していたが……そもそもこの言葉は相方のせいやが自分たちのラジオ番組で言い出したことではなかったか。粗品はすぐに野田の年齢について話題を変えていたが、相方がきっかけとなって生まれた言葉というところも、粗品の「第七世代」に対する思いを一層複雑なものにさせているのかもしれない。

 ホラー映画を撮りたいというゆりやん、アニメに楽曲提供したいという粗品の夢や、最後は結婚観についても語られていたが、比較的マジメなお笑いトークが中心となった今回。SNSでは「ゆりやん苦手だったけど、考え方いいな」「アティテュードは尊敬できる」「野田氏とゆりやんの好感度が上がった」といった声が上がっていたが、フザける場面もありながらも、ゆりやんが真面目に自分の考えを語っていたのはテレビではなかなか貴重だっただろう。放送後、野田は「ネタはあんな感じですが、実は少人数で誰かとじっくり深い話をするのが大好きなのでそんな番組持てるように頑張ります!」とツイートしていたが、いつか実現することに期待したい。

宇原翼(うはら・つばさ)

宇原翼(うはら・つばさ)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

最終更新:2021/09/29 06:00

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