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片瀬那奈、大手事務所独立でも仕事が来る? 宮迫はやっぱりNG? テレビの忖度が働く“扱いにくい人”の条件

文=城下尊之(しろした・たかゆき)

片瀬那奈、大手事務所独立でも仕事が来る? 宮迫はやっぱりNG? テレビの忖度が働く扱いにくい人の条件の画像1
片瀬那奈(写真/Getty Imagesより)

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――2020年、21年と、俳優の独立が目立っている気がします。10月1日には滝藤賢一が所属事務所を移籍し、豊川悦司や柄本佑らが在籍するアルファエージェンシーで活動することを発表しましたね。

 滝藤さんは名バイプレイヤーとしてキャリアを重ね、時間をかけて主演級の俳優に。CMも単独で出演するようになりました。遠藤憲一さん路線を行ってますよね。遠藤さんは、悪役もコミカルな役も、主演も脇役もなんでもできる俳優さん。滝藤さんももっと仕事の幅を広げたい、自分のやりたいことをやっていきたいという思いで、契約切れのタイミングで移籍することになったのでしょう。いい具合の移籍だと思います。

――安達祐実も30年間在籍していたサンミュージックプロダクションを11月末で退社して独立すると発表しました。

 安達さんはもう女優として確固たるポジションを築き、仕事を選べるところまで来ています。がんばって仕事をしなくても大丈夫。9月には40歳になりましたし、やはりこの先はもっと自分のやりたいことをやっていきたい、マイペースで仕事をしていきたいという思いがあるんでしょうね。子役時代から長年所属してきて、十分に事務所には尽くしてきたので、こちらも円満独立です。

――片瀬那奈も9月30日に研音を退社し独立しました。こちらは「引退危機!?」などとウワサされていますね。

 片瀬さんは同棲相手が麻薬取締法違反容疑で逮捕されましたが、片瀬さん自身は尿検査を受けて陰性です。大手事務所は退社したとはいえ、これまでの芸能活動で築いた人脈は持っているでしょうから、「セクシー路線でもなんでもやります!」と言えば、話題になるので仕事は来るでしょう。いずれにしろ独立した芸能人はプロデューサーや監督、演出家らとの人脈が大事。それまでどれだけ人とのつながりを大切にして仕事をしてきたかが問われます。あとは本人のやる気次第。

――いくら人脈を持っていても、元所属事務所が邪魔をしてつぶされるということは?

 そういうことは昔の話ですよね。19年に公正取引委員会が、移籍したタレントの元所属事務所に「圧力の疑い」ということで注意しました。その影響もあり、芸能界はだいぶ変わってきたと思いますよ。ただ、不祥事があるなどして元所属事務所と揉めてしまうと、テレビ局側が忖度して起用しにくいということはあります。たとえば、YouTuberとして活動している元雨上がり決死隊の宮迫博之さん。今は人気YouTuberのヒカルさんと焼肉店を共同経営するようですが、その件が頓挫しているようですね。まあ、それも再生回数を稼ぐための手法かもしれずどこまで本当かわかりませんが、不祥事によるイメージダウンもあり、テレビ側としては“扱いにくい人”となってしまいました。

――不祥事があって活動自粛中に退社したといえば、4月30日をもってジャニーズ事務所を退所した近藤真彦もそう。不倫騒動からの退社でした。

 近藤さんはもともとレースが活動のメイン。根強く残っているファンのためにライブや、オファーがあったラジオ番組などに出演していますが、何よりもレースがちゃんとできれば本人は納得感があるからいいんじゃないですか。ジャニーズでいえば、昨年10月末に退社した山下智久さんもCMに出ていますし、海外ドラマにも出演し、順調に仕事の幅を広げています。

――事務所を辞めても結局は本人の実力と人脈、努力次第ということですね。

 2020年3月末、オスカープロモーションを離れ独立した米倉涼子さんも、今期の連続ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)に出演。連続ドラマとなると、1~2年先のスケジュールを押さえる仕事となるため、そこまでの間をしのげる余力が必要。米倉さんの場合は、敏腕マネージャーもオスカーを辞めてサポートしています。やはり20年3月末をもってオスカーを退社した岡田結実さんも、マネージャーが先に辞めて事務所を設立。今はそこに所属して、以前よりもさらに稼いでいます。まあ、オスカーは力が弱くなり、仕事ができるマネージャーが次々に辞めたことが原因でタレントも辞めていったので、一般的な退社とはちょっと違いますが。

――なるほど⋯⋯。かつてに比べたら芸能人はだいぶ移籍や独立しやすく、働きやすくなってるんですね。活動の場もテレビや映画に限らず、動画配信サービスやYouTubeと幅広くあるし、いい時代になりましたね!

 

城下尊之(しろした・たかゆき)

城下尊之(しろした・たかゆき)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

最終更新:2021/10/16 21:00

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