トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 福士蒼汰『アバランチ』気弱な役はギャップ狙い?

福士蒼汰『アバランチ』気弱な警官役はギャップ狙い? “アクション俳優”の本領発揮なるか

福士蒼汰『アバランチ』気弱な警官役はギャップ狙い? “アクション俳優”の本領発揮なるかの画像
ドラマ公式サイトより

 綾野剛が主演の月曜ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系)の第2話が、今夜22時から放送される。初回の世帯平均視聴率は2桁スタートと好発進をきった『アバランチ』だが、この中で準主役のような位置付けにあるのが西城英輔(福士蒼汰)だ。

 福士が演じるのは、山守美智代(木村佳乃)が室長を務める警視庁の「特別犯罪対策企画室」に左遷されてくる警察官役。特別犯罪対策企画室は名前こそ仰々しいが、地下の薄暗い一室が割り当てられた“厄介者”の集まる部署で、捜査畑のエリートでありながら上司の不正を見逃せなかった西城はここに送られる。そして上司の山守に指示されるまま向かった先で、謎の集団「アバランチ」と出会うのだった。

 第1話では、警察が動く気のない誘拐事件を暴こうと物騒な会話を繰り広げるアバランチメンバーを前に「あなたたちがやっていることは違法行為です。見逃すことはできません」「僕は柔道二段です。あなたたちなら、1分で床にねじ伏せることができる」と正義感をふりかざすも、自衛隊の特殊工作部隊に所属していた明石リナ(高橋メアリージュン)の迫力にあっさりと引き下がってしまう気弱っぷりを見せていた。

 羽生誠一(綾野剛)やリナといった武闘派揃いのメンバーの中で情けなさが際立つキャラクターだが、実は福士蒼汰といえばアクションが売りの俳優だ。デビューして間もない2011年に『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)の如月弦太朗役でテレビドラマ初主演を果たし、同シリーズの劇場版で映画初主演。直近の出演作を並べても、2018年の主演映画『BLEACH』の黒崎一護役や、アクション俳優として名高い岡田准一との共演も話題になった2019年の映画『ザ・ファブル』のフード役、2020年の主演ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』(フジテレビ系)の黒沢兵悟役など、多くの作品で自慢の体術を披露しているのだ。

 第1話では過激なメンバーに押され、目を丸くしてビビるだけだった福士演じる西城。おそらく劇中で1番の成長株になることが予想されるが、ここから派手なアクションに参加していくとはまだ信じられない。しかし羽生たちに次第に感化されていくであろう西城が、いつまでも“見ている側”でいることはありえないだろう。役者としての経歴を考えても、福士のアクションシーンは満を持してお披露目される、とっておきの見せ場となるのかもしれない。西城があざやかな体術で悪に立ち向かっていくさまが見られた暁には、第1話とのギャップと成長に感激してしまいそうな気もする。

■番組情報
月曜ドラマ『アバランチ』
フジテレビ系毎週月曜22時00分~
出演:綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次、利重剛、堀田茜、渡部篤郎(特別出演)、木村佳乃 ほか
主題歌:UVERworld(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:藤井道人、三宅喜重(カンテレ)、山口健人
音楽:堤裕介
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデュース:安藤和久(カンテレ)、岡光寛子(カンテレ)、笠置高弘(トライストーン・ピクチャーズ)、濵弘大(トライストーン・ピクチャーズ)
制作:カンテレ、トライストーン・ピクチャーズ
製作著作:カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/A/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/10/25 19:00
ページ上部へ戻る

配給映画