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杉咲花主演『恋です!』は秋ドラマのダークホース!? 「満足度」トップ&視聴率も右肩上がりの気配のワケ

文=斉木順(さいき・じゅん)

杉咲花主演『恋です!』視聴率ではわからない視聴者からの大絶賛…見逃し配信も好調で急上昇の可能性の画像
ドラマ公式Instagramより

 杉咲花が主演する日本テレビ系連続ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』が秋ドラマのダークホースとして注目度を高めている。視聴率の上昇や視聴者の満足度の高さなど好調ぶりが際立っており、前クールの『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』に負けないヒット作となりそうな気配なのだ。

 同ドラマはWEB連載の人気4コマ漫画『ヤンキー君と白杖ガール』(KADOKAWA)を原作に、勝ち気だが恋に臆病な弱視の盲学校生・赤座ユキコ(杉咲)と、短気でケンカっ早いが根は純粋なヤンキー青年・黒川森生(杉野遥亮)の運命の出会いを描いたラブコメディ。初回の世帯平均視聴率は8.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とやや厳しめのスタートとなり、第2話は8.6%と微減だった。

 しかし、ネット上では視聴者から「ドラマとして面白いのに視覚障害の勉強にもなる」「期待しないで観たら想像以上に面白い」「ほっこりして泣ける」などと大絶賛され、22日に発表されたオリコンのドラマ満足度ランキング(10月5日~11日放送ぶんが対象)において、第一話が81ポイント(100ポイント満点)で1位を獲得した。今期ドラマで、初回から80ポイント台に乗せたのは今のところ本作のみとなっている。

 こうした評判のよさが数字にもつながってきたのか、20日に放送された第3話は世帯平均視聴率が9.2%と上昇。昨今、大半のドラマは初回視聴率がもっとも高く、そこから右肩下がりになっていく傾向がある。しかし、今作は第3話で初回超えの数字を叩き出し、異例の「右肩上がり」の兆候を見せているのだ。

 その人気ぶりはYouTubeの日テレドラマ公式チャンネルの数字にも現れており、予告編やWEB限定動画などの再生回数が他のドラマと比べてケタ違い。同局の今期のプライム帯の連続ドラマはほかに『二月の勝者-絶対合格の教室-』『真犯人フラグ』があるが、これらの動画が平均して1万~5万回再生程度であるのに対し、『恋です!』は20万~50万回再生といった高水準を記録している。

「弱視の盲学校生とヤンキー青年のラブコメという設定は新鮮で、4コマ作品である原作を尊重しながら連ドラとしてうまく、丁寧にアレンジしたことで、原作ファンからも原作を知らない視聴者からも高評価を得ています。『毎話泣いてしまう』という声も少なくありません。

 また、若手の実力派がそろったキャストたちの奮闘ぶりも大きい。第3話では、ユキコがヤンキーの森生と仲良くすることについて、奈緒が演じるユキコの姉・イズミが激怒。ユキコを心配するあまりに過保護になってしまうイズミに対し、ユキコが『誰よりも私のこと腫れもの扱いしてるのお姉ちゃんだよ』と涙をこぼした場面は、視聴者から『ふたりとも演技力がスゴすぎ』『姉妹のシーンでだばだば泣いた』などと称賛されました。

 さらに、森生が小柄なユキコを包み込むかのように優しくハグしたシーンは多くの女性視聴者を胸キュンさせ、今作は森生を演じている杉野の本格ブレイクの決定打になりそうな気配です」(ドラマウォッチャー)

 ユキコの盲学校の同級生を演じている田辺桃子と細田佳央太の好演も光っており、本来なら地味になりかねないバイプレーヤー枠まで若手の演技巧者を配していることからも、今作が丁寧に作られていることがうかがえる。出演者の演技力の高さという点でも大注目の今作だが、今後のカギを握りそうなのは意外なキャストだという。

「視聴者にとってもっとも予想外だったのが、森生に片思いする橙野ハチ子を演じている“めるる”こと生見愛瑠のヒールぶりです。恋敵であるユキコをバチバチに意識し、第2話では森生に優しくされているユキコに対して『私もコレ(白杖)持ちたいなあ』などと、視覚障がい者だから親切にされているのだと言わんばかりの心ない言葉を言い放った。第3話のラストでは、ハチ子がバイトしている喫茶店でユキコと森生が仲良くポップコーンパフェを食べていたのですが、ハチ子は嫉妬を丸出しに。ユキコが弱視で周囲の状況がわからないのをいいことに、ハチ子がユキコの隣に座っている森生に不意打ちのキスをする戦慄の展開になりました。それまでのほっこりムードから一転、多くの視聴者が怒りの声を上げるなど大荒れとなり、バラエティでいつもニコニコしている天真爛漫な彼女のまさかのヒール役は大きな反響を呼んでいます」(前出)

 問題の第3話のラストに対し、ネット上では「めるる、バラエティの時と別人かと思うほど怖い」「めるる嫌な女やるの上手いなぁ」「ハチ子に本気で腹立つけど、めるるの演技がうまいってことよね」などと生見の演技力を評価する声が。その一方で「このドラマに三角関係とかいらない!」「原作のハチ子はこんな悪い子じゃない」「癒やされるドラマだと思ってたのに」といった“三角関係”展開への否定的な意見もあり、賛否両論となっている。

 これほど物議を醸しているのは、今作の注目度の高さの証明ともいえるだろう。若手実力派キャストたちの好演やまさかのヒール役で女優の才能を開花させた生見の演技、オリジナル要素を含めた今後の展開など、今クールのドラマの中でもとりわけ目の離せない作品となりそうだ。

斉木順(さいき・じゅん)

雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

最終更新:2021/10/27 13:00

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