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BE:FIRSTは他のボーイズグループと何が違うのか? 「蹴落とさない」新世代に寄せられる期待

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公式サイトより

 11月3日、いよいよBE:FIRSTがメジャーデビューする。AAAのSKY-HIが主催したボーイズグループ・オーディション『THE FIRST』の合格者によって結成された7人組のダンス&ボーカルグループだ。

 BE:FIRSTは8月13日に結成が発表された直後から破竹の勢いを見せていた。8月16日にリリースされたプレデビュー曲「Shining One」のミュージックビデオは、公開からわずか4時間で100万回再生を突破し、2週間で1000万回、10月28日には2000万回再生にまで到達。8月25日発表のビルボードジャパンの総合チャートでは初登場2位を記録した。さらに2週目も総合9位とトップ10を維持。アイドルやボーイズグループは2週目に急落しやすい傾向にあることを考えると、異例の存在感を見せたと言える。

 しかし正式なデビューシングル『Gifted.』が11月3日に発売されるとアナウンスされると、思わぬ好奇の目も寄せられた。『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(GYAO!、TBS系)で結成されたINI(アイエヌアイ)が同日にデビューシングル『A』を発売することがすでに発表されていたことから、ライバル対決などと取り上げられたのだ。

 これを懸念して、SKY-HIは「上り詰める、だけど蹴落とさない」といったBE:FIRSTの“テーマ”を改めて紹介していた。そもそも1年がおよそ52週ということを考えると、“競合”とぶつからずに発売日を設定することは談合がなければ難しい。それに、グループの方向性やそれにともなう戦略も、BE:FIRSTとINIでは少々異なる。

「INIはまだこれからのため、どういった方向に舵を取るかは未知数ですが、“先輩”のJO1を踏襲するのであれば、Kドル(K-POPアイドル)路線になるでしょう。要はアイドルであり、音楽番組で見せるハイクオリティのパフォーマンスとは違い、ファンイベントなどではいかにもアイドルっぽい振る舞いを見せたり、ファンサービスも多い。INIはCDシングル発売にあたってチェーン店別の購入者特典も充実させており、熱心なファンにできるだけ多く買ってもらう売り方もKドル的です。結成後初パフォーマンスの場が韓国の音楽フェス『KCON:TACT HI 5』だったことも象徴的でしょう。

 BE:FIRSTもCDにトレーディングカードをランダム封入するあたりは、やはりアイドル的な人気を意識している面もあるようですが、どちらかといえば、エイベックスのダンス&ボーカルグループの系譜に近く、“アーティスト”として打ち出そうとしている。テレビでも生歌でのパフォーマンスにこだわっているようですし、デビューシングルからのリード曲『Kick Start』はメロディや歌詞、振り付けをメンバー7人が手がけています。BTSなど世界的に成功しているK-POPグループを参考にしつつも、今のところ楽曲はすべて日本のクリエイターが制作しているところからして、新世代のJ-POPグループ像を描こうとしているのがBE:FIRSTと言えるのではないでしょうか」(アイドル誌記者)

 対立構造となっているのはむしろ、テレビ局側なのではないかという指摘もある。

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