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『チコちゃんに叱られる!』もはや「とも君」スペシャル? スタッフいじりの度が過ぎる最近のNHK

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

とも君「俺、ナイナイの岡村さんとツーカーなんだ」

 この日、2つ目のテーマは「なんで化石って石になるの?」という疑問だった。そうか、化石って石なのか。ずっと、骨だと思っていた。確かに、読み返すと「石」という字が入っているし、「石に化ける」と書いてある。気付かず、ずっとスルーしていた。チコちゃんが発表した正解は、「骨と地球が反応するから」であった。

 博物館で恐竜の化石をよく見るが、化石になる前の骨は中身がスポンジのようになっているそう。骨の隙間がスポンジみたいにスカスカになのだ。骨の断面を見ると、血液を作る骨髄や血管が通るので確かに隙間の多いスポンジみたいな構造だ。こんなにスカスカだと、砂や泥などの地層が上に積もったら潰れて形も残らない。スカスカな骨の隙間にいろんなものがぎっしり入り、石になるから化石として残るのだ。

 例えば、死んだ恐竜が何らかの事情で地面に埋まったとする。地面に埋まった骨を再現すると、土の上に骨を置き、その上から土を被せた状態になる。死んでからそれほど時間が経っていない恐竜の骨の隙間には、脂や血液などの成分がこびりついて残っている。そこに雨が降ると、雨水が染み込んだ地下水は地層の中にあるカルシウム等の成分が混ざった水になり、骨の隙間に染み込んでいく。すると、骨の隙間にある脂や血液と混ざり合い、2~3カ月の間に反応して鉱物ができていくのだ。隙間に鉱物がぎっしり詰まった恐竜の骨は、地下水と反応することで石になるということ。じゃあ、人間も土葬したら遠い未来は化石になるのか? それどころか、食べ終わったフライドチキンの骨を埋めても化石が作れそうだ。

 でも、不思議なのは骨がない昆虫や植物の化石も見つかっていることである。それどころか、恐竜のうんちの化石だってある。そう、世界には珍しい化石がたくさん存在するのだ。例えば、オーストラリアにはガラスの成分でもあるシリカを含んだ地下水が流れ込んで、骨の一部がオパールになった化石が見つかった。カナダで発見されたティラノサウルスの化石は、金属の成分であるマンガンと反応して全身が黒く光るため「ブラックビューティー」と呼ばれている。半分に割ると、中にアンモナイトがいる石のような化石も存在する。骨の代わりにアンモナイトの中身の成分が外に出て、それが地下水と反応して外側に丸い炭酸カルシウムの鉱物ができたパターンのようだ。このように、骨以外にも生物が含む成分が地下水と反応してできた化石もある。

 ところで今、化石界で一番ホットなのは日本だそう。全長わずか4.5cm、恐竜の卵の化石を発見したのは筑波大学で恐竜の生態を研究する田中康平助教。なんとこの化石、非鳥類型恐竜のものとして世界最小認定されギネスにも載っているそうだ。というわけで、番組は田中助教に取材した。すると、横から別のスタッフが割り込んでくる。

――それ、自分で見つけたん?
田中助教 「僕っていうよりは、僕たちのチームで見つけたものですけどね」
――でも、なんか卵っぽくなくない? なんで、卵ってわかんの?
田中助教 「いや、でもそれ、めっちゃいい質問よ、とも君」

 実は、割り込んできた番組スタッフ「とも君」は偶然にも田中助教といとこだったのだ。失礼な奴がいると思っていたけれど、世間は狭い。せっかくなので、ここからはとも君にインタビュアー役をバトンタッチ!

とも君  「卵って言ってもさ、恐竜の卵っていうのはなんでわかんの?」
田中助教 「それも、でらいい質問だわ。生きてた当時の卵の模型があって、すごい細長い形をしてるじゃん? この細長い形っていうのが実はキーポイント」

 恐竜は骨の構造上細長い卵を産み、鳥に進化するとお尻の骨の形が変わるため丸い卵になるのだ。卵の形をよく見ると進化が表れており、恐竜の卵ということはここからわかってくるのだ。

とも君  「すげぇ~。ちゃんと専門家じゃん、マジで(笑)」
田中助教 「そうなのよ」

 いや、いとこだからって仕事なんだからちゃんとしろよ……。

 ここで番組は、恐竜学者の「こう君(田中助教)」と番組スタッフ「とも君」の2人の人生を並列に紹介するVTRを作成した。学者として世界から脚光を浴びる前者と、テレビマンとして上司から日々叱責される後者の対比である。いや、何なのこれ? はっきり言っていらない情報である。我々は何を見せられているのか。

「こう君、ナインティナインわかる? 岡村さんわかる? 俺ね、すげぇツーカーだよ」(とも君)

 いとこにマウンティングまでするとも君。「ツーカー」とか、なんていやらしい言い方をするのか。というか、「ツーカー」という言葉自体が化石化しているし。

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