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倉科カナに止まないほどの拍手喝采 シアタークリエ『ガラスの動物園』で名演絶賛

文=本田路晴(ほんだ・みちはる)

倉科カナに前代未聞級拍手喝采 シアタークリエ『ガラスの動物園』で名演見せるの画像1
倉科カナ(写真/Getty Imagesより)

 アメリカの代表的劇作家、テネシー・ウィリアムズの出世作『ガラスの動物園』が東京・有楽町のシアタークリエで上演されている。

 同作は1944年12月、シカゴの初演で爆発的な成功を収め、翌45年3月にニューヨークのブロードウェイ、プレイハウス劇場で上演されて以降、77年以上にわたって繰り返し上演されてきた不朽の名作。

 家族への愛情や不満、息苦しささえ感じる単調な日々に対するやりきれなさを「追想」という形で描く同劇を上村聡史の演出のもと、岡田将生、倉科カナ、竪山隼太と麻実れいが演じている。

大恐慌下から抜け出せない1930年代のアメリカ

 物語の舞台はまだ1929年の大恐慌から抜け出し切れていない37年の米ミズーリ州セントルイス。岡田将生演じる商船員姿の主人公で語り手でもあるトムが母、アマンダ(麻美れい)と姉ローラ(倉科カナ)と暮らした最後の数か月を回想する場面から物語は始まる。

 工業都市のアパートの一室で母と姉弟の3人が暮らす。電話会社に勤めていた父親がいたが出て行ったきり、16年間音沙汰なしだ。

 麻美れい演じる母親のアマンダは、サザン・ベル(南部のお嬢さん)と呼ばれた華やかかりし頃の思い出にしがみつき、子供たちに多大な期待をかける。

 倉科カナ演じる姉のローラは内気で、子供の時の病気がもとで脚に障害がある。それがもとで極端な引っ込み思案になり、恋人もおらず、家族以外の知り合いもいないような状態だ。

 ローラの将来を案じたアマンダが、タイピングを学ばせるためにビジネススクールに通わそうとするが、それもうまくいかなかった。出て行った父親が残していったレコードを繰り返し聴くことと、自らのコレクションであるガラス細工の動物たちと過ごすことだけがローラの唯一の楽しみだ。

 そして、詩人になることを夢見るトム(岡田)は、靴の倉庫会社での単調な仕事にうんざりしながらも、姉と母を支えるためにもがく。

 ローラ(倉科)の将来を案じる母親のアマンダ(麻美)はトム(岡田)に将来、ローラの結婚相手となるような相手を連れてくるよう命じる。トムは職場の同僚、ジム(樫山隼太)を夕食に招くことにした。

 ジム(樫山)は内気でほとんど友人もいなかったローラ(倉科)が高校時代に唯一、淡い恋心を描いた相手だった。当日、ジムが現れ再会し、一瞬とはいえローラの心にも希望が芽生えかけるのだが、ジムは婚約者がいて近く結婚する予定だと告げる。

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