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高畑充希主演作にハズレなし? 新ドラマ『ムチャブリ!』に期待が高まるワケ

高畑充希主演作にハズレなし? 新ドラマ『ムチャブリ!』期待が高まるワケの画像
ドラマ公式サイトより

 2022年の冬ドラマが続々とスタートするなか、1月12日には高畑充希が主演する新ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』(日本テレビ系)の第1話が放送される。高畑が演じるベンチャー企業の社長秘書・高梨雛子が、仕事に恋に奮闘しながら成長していく姿を描くオリジナルドラマだ。

 笑顔でムチャブリを指示し、雛子を振り回すカリスマ上司・浅海寛人を松田翔太が、ことあるごとに雛子に楯突く生意気な部下・大牙涼を志尊淳が演じる。30歳で出世欲なし、彼氏なしの雛子が、ある日突然、浅海から子会社の社長に任命されるところから始まる同ドラマ。入社して8年、これまでは作り笑いの八方美人で切り抜けてきた雛子が、これからどんな成長を見せてくれるのだろうか。

 ドラマや映画、舞台でさまざまな役を演じて大活躍中の高畑だが、なかでもこの日テレ水曜ドラマの同枠で主演を務めたふたつの役は特に印象的で人気も高く、彼女の代表作と言えるだろう。2017年に放送された『過保護のカホコ』と2019年の『同期のサクラ』だ。どちらの役も個性強めな“ちょっと変人”キャラだったが、不器用ながら真っ直ぐで懸命な姿が多くの視聴者の心を打ち、回を追うごとに評判を呼び、ヒット作となった。

 加えてもうひとつ、局は違うが2018年の主演ドラマ『忘却のサチコ』(テレビ東京系)で演じたのもまた変わり者で、高畑自身もこの主演3作品を「変人三部作」と呼んでいる。カホコもサクラもサチコも、高畑がその繊細な演技で作り上げる個性的なキャラたちは、いつの間にか応援したくなるような魅力があって、だからこそ見る人たちの大きな共感を呼び、ヒットに繋がるのだろう。

 今回、高畑が演じるのはごく普通の働く女性だ。「変人三部作」では空気を読まずに周囲を振り回してきたが、今度は振り回される側になる。もちろん、変人以外のハマり役も数多い高畑だ。近年では2019年『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)や2021年『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)など、高畑が主演するドラマはいずれも高い評価と人気を得ている。これまでのところ、高畑主演作にハズレはないといっても過言ではないだろう。

 高畑自身も30歳を迎え、ひとつの区切りともなる年だ。彗星の如く現れ、あれよあれよと言う間に人気女優の座へと上り詰めた高畑。今度は雛子として、どれだけ魅力ある女性のキャラクターを作り上げ、どんな顔を見せてくれるだろうか。30代に入った高畑の次なるステップへの第一歩となりそうだ。

■番組情報
水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:高畑充希、志尊淳、松田翔太、夏帆、優香、笠松将、山田真歩、坪倉由幸ほか
音楽:河野伸
主題歌:ENHYPEN「Always」(ユニバーサルミュージック)
脚本:渡邉真子
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴木亜希乃、柳内久仁子(AX-ON)
演出:猪股隆一、狩山俊輔
制作協力:AX-ON
製作・著作:日本テレビ
公式サイト:ntv.co.jp/muchaburi

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/01/12 12:00
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