高畑充希を国民的女優へ！ 綾瀬はるから看板女優たちの“諸事情”でホリプロが売り込み攻勢？

　女優の高畑充希が絶好調だ。今年1月期ドラマ『ムチャブリ！わたしが社長になるなんて』（日本テレビ系）の主演を務めたばかりだが、今年は話題の舞台となる「奇跡の人」に主演するほか、市村正親主演の「ミス・サイゴン」への出演も立て続けに決まっている。

「『ムチャブリ！』は、残念ながら視聴率はイマイチでしたが、それでも高畑には映画やドラマのオファーが途切れない。舞台の経験が多いので演技の基礎がしっかりとできていて、どんな役でも演じられます。本人もミュージカルや演劇が幼少期から大好きで、勉強に余念がありません。堅実さが評価され、演技力は若手ナンバーワンとも言われています。映画監督の福田雄一や三木孝浩なども高畑のファンで、ドラマスタッフの受けもいい。高畑の大ブレイクのきっかけとなったドラマ『とと姉ちゃん』を放送したNHKも、まだ先の話になりますが大河ドラマでのオファーを虎視眈々と狙っているようです」（民放関係者）

　人気の高畑ではあるが、所属事務所のホリプロには看板女優が多く、序列はそこまで高くはないという。

「現在、ホリプロの女優はもっとも稼いでいる綾瀬はるかを筆頭に、深田恭子、石原さとみと人気の高いタレントが勢揃いしています。高畑は序列で言えば4番手あたりに位置づけられている。おっとりとした天然キャラに見られる高畑ですが、負けん気が強くて事務所での扱いには満足していないようです。演技力では先輩たちに負けていないという気持ちが強いので、一つひとつの仕事にかなり熱を込めて取り組んでいます」（民放関係者）

　ただ、高畑の先輩女優たちは、それぞれ事情を抱えているようだ。

「現在、石原は出産を控えしばらく休養する予定となっています。深田に関しても、不動産会社会長との結婚を巡って事務所と対立しているという噂も出ています。さらに悪いことに、綾瀬は母親が巻き込まれた巨額の投資トラブルがスクープされています。綾瀬の母親は被害者で、もちろん綾瀬が悪いわけでも、直接関係をしているわけでもないのですが、母親は綾瀬の個人事務所の代表を務めているだけに、長引けばマイナスイメージにもなりかねない。ホリプロはタレントの私生活にはまったく関与しない放任主義で有名ですが、今回ばかりは母を心配して憔悴した綾瀬へのフォローも必要では」（週刊誌記者）

　そんな中で、今年は高畑が大ブレイクする年になるのではないかと言われている。

「これまで高畑は、坂口健太郎と熱愛スクープをされたことがありますが、昨年には破局報道が出た。一説には、高畑が仕事に集中するために別れを選んだなんて話もありました。当然、それ以降は目立ったスキャンダルもない。そんな事情も経て、本人がやる気を見せていることもあり、事務所が一気に売り出すつもりだと言われています。CMも化粧品などを中心に増やしていき、いくつかは石原から受け継ぐ予定のものもあるとか。事務所としては、リスクヘッジの意味も込めて、高畑を石原や綾瀬に続く新しい国民的人気の女優にするつもりのようです」（民放関係者）

　女優としての実力がある高畑だけに、さらなるブレイクは必然か。今年は飛躍の年になりそうだ。

小林真一（フリーライター）

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち