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「途中休養説」も囁かれる阪神・矢野監督、在阪メディアの”Xデー”は…

文=大山ユースケ(おおやま・ゆーすけ)

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写真/Getty Imagesより

 プロ野球・阪神タイガースの凋落に歯止めがかからない。4月3日、東京ドームでの読売ジャイアンツ戦にも5-9で敗れて球団ワーストの開幕9連敗。5日の横浜DeNAベイスターズ戦では4-0で勝利し、連敗をストップさせたものの、6日の2戦目は1-6で大敗を喫した。このままでは、一部で取り沙汰されている矢野燿大監督の「途中休養説」が現実のものとなりかねない状況だ。

 開幕戦を準本拠地の京セラドーム大阪でヤクルトを迎えたが、初戦に最大7点差を逆転されて敗れたのが事の始まり。新守護神のカイル・ケラー投手が、山田哲人、サンタナ両選手から手痛いホームランを浴び、その後もリリーフ失敗が続いたことで、開幕から4連敗した3月29日には矢野監督が「ケラーを外す」といきなりクローザーを剥奪した。

 しかし事態は全く好転しなかった。今シーズン初めての「伝統の一戦」では2試合連続で1点差試合を落とし、4月3日の試合も昨シーズン開幕6連勝で先発ローテーションを守ったガンケルが1回に中田翔選手にグランドスラムを献上。終盤の追い上げも空しく敗れた。

 矢野監督は試合後に「何でもきっかけにしたい。成長できるものを見つけたい」などと力なく話したが、球界OBは「もはや手遅れ。組織として末期症状」と厳しい言葉を投げつける。

「今年2月のキャンプスタート前日にいきなり『今年で辞める』と選手に宣言したことで、周囲の関係者からは、慌てるよりも、『矢野が自己保身に走った』と見た反応のほうが圧倒的に多かった。開幕の順位予想で、阪神OBは在阪テレビ局や球団に忖度して上位予想していたが、オフレコの場所ではほぼ全員が最下位と予想していた」

 嫌なことは重なるもので、開幕3連敗程度で止まっていればよかったが、ここまで坂を転げ落ちてしまっては、味方である在阪メディアから厳しい論評が次々と噴出するのも時間の問題だろう。

「矢野監督が評論家を務めていた某スポーツ紙と、ABCテレビは最後まで擁護すると思う。だが、今年で監督が辞めると宣言してしまっているわけで、当然、忖度する必要のないメディアは容赦なく斬ることができる。今はどこが最初に口火を切るのか、お互い横目で確認しながら”Xデー”を探っている感じがする」(同)

 ちなみに阪神タイガースの連敗記録は、吉田義男監督時代の1998年と野村克也監督時代の1999年に記録した12連敗が最多。いずれもシーズン最下位に終わり、阪神がファンからダメ虎と揶揄され、暗黒時代と称された2年間のことだ。一度連敗が止まっても借金を返済するには大型連勝を何度もこなさなければ見えてこない。周りが思っている以上に事態は深刻さを増している。

大山ユースケ(おおやま・ゆーすけ)

大山ユースケ(おおやま・ゆーすけ)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

最終更新:2022/04/09 07:00

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