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過激すぎて全米で上映中止になった衝撃作! 実録リベンジ映画『KKKをぶっ飛ばせ!』

文=長野辰次(ながの・たつじ)

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KKK皆殺し事件を題材にした復讐ものだ

 善と悪とのボーダーがとても曖昧になった現代社会において、映画世界での“絶対悪”として登場するのが、アーリア人至上主義を謳い、ユダヤ人を大虐殺に追い込んだファシスト集団のナチスだ。ヒトラーをはじめ、ナチスを皆殺しにしたクエンティン・タラエンテーノ監督の歴史改竄映画『イングロリアス・バスターズ』(09)は、世界的なヒット作となった。

 ナチスと並ぶ“絶対悪”と言えるのが、米国発祥のKKK(クー・クラックス・クラウン)だろう。秘密結社であるKKKの団員たちは、怪しげな白装束姿で顔をフードで隠し、白人至上主義を唱えた。1964年にはKKKと地元の警察が結託し、ミシシッピ州で3人の公民権活動家が殺害される事件が起きている。この事件はアラン・パーカー監督が『ミシシッピー・バーニング』(88)として映画化しており、白装束を脱ぐと誰がKKKか分からない不気味さがあった。

 KKKを題材にした、新感覚の復讐バイオレンス映画が4月22日(金)より劇場公開される。英国出身のチャーリー・スティーズ監督による『KKKをぶっ飛ばせ!』(原題『DEATH RANCH』)がそれだ。1970年代に起きたものの、これまで封印されていた黒人による「KKK皆殺し事件」を完全映画化した衝撃作となっている。あまりに過激な内容のため、全米では映画館での上映が見送られているという。

 前代未聞の復讐劇の舞台となるのは、KKK発祥の地として知られる米国南部のテネシー州。時は1971年。黒人の青年・ブランドン(ディオンドル・ティーグル)は、無実の罪で刑務所に送られていたが、監視のすきを突いて脱獄に成功する。ブランドンのことを心配し、姉のアンジェラ(フェイス・モニーク)と兄のクラレンス(トラヴィス・カットナー)が車で迎えに現れた。

 ブランドンが身を隠すことになるのは、3人が子どもの頃に一緒に過ごした祖父の牧場だった。祖父が亡くなった後は、人が近づかない廃牧場となっており、ボロボロになった小屋でブランドンはほとぼりが冷めるのを待つことになる。姉と兄からは、悪い仲間とは手を切って、真っ当な生活を送るようにと諭されるブランドンだった。

 ところがその晩、ブランドンは異変に気づく。誰もいないはずの廃牧場に白装束の男たちが集まり、十字架に火を点け、黒人女性を生贄に捧げる儀式を行なおうとしているではないか。祖父の牧場は、知らぬ間にKKKの集会場となっていたのだ。咄嗟にブランドンは黒人女性を救うものの、そのことからブランドンと兄妹はKKKに狙われるはめとなる。

 しかも、ブランドンたちに襲いかかったKKKは、人肉を喰らう狂気のカニバル集団だった。

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