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アレのどこが面白いの?~企画倉庫管理人のエンタメ自由研究~

朝倉未来がマンガの主人公に見えてくる!街の「喧嘩自慢」を悪役に仕立てる技術

ナッパよりもベジータのほうが怖いワケ

 ベジータが読者の男子をゾクゾクさせたポイントとして「大柄ではない」ことがある気がしています。体が大きくないのに強い。ここがキャラクターとしての魅力を感じさせる部分の1つではないでしょうか。きっと鳥山明先生は意図してベジータを小柄に描いたはずです。ちなみにベジータの次に出てくる最強の敵・フリーザも小柄でしたね。

 ベジータと共に地球にやってきた仲間のナッパの方が大柄で筋肉ムキムキ。ナッパもなかなかのツワモノなのですが、そのナッパがベジータにビビリまくっていて、実際にベジータの方が段違いに強い。これがゾクゾクしてしまうんですね。

 おそらくですが、ほとんどの男性が潜在的に「喧嘩の強さへの憧れ」を持っています。しかし、その強さが「デカいもん勝ち」であって欲しくないという気持ちもどこかにあるのではないでしょうか。その意味で“体が大きくないのに強い”という存在に憧れがあるのかもしれません。そう考えると、朝倉未来選手は身長177センチで試合をする時の体重は60キロ台ですから、その要素を持っていると言えます。ルックスもいい上に過去に数々の喧嘩武勇伝を持っている。さらには常にクレバーで知能も高い。バトルマンガの登場人物として人気が出る要素満載です。このシリーズ企画に限らず、YouTubeチャンネルや、格闘家として朝倉未来選手の人気が出るのは必然と言えるでしょう。

 朝倉未来選手についてや、YouTubeの動画について面白いところを挙げるならばまだまださくさんあるのですが、長くなりすぎてしまうので今日はこの辺で。

放送作家。松本人志・高須光聖がパーソナリティを務めた東京FMのラジオ「放送室」で行われたオーディションをきっかけに放送作家の高須光聖に師事。以降、テレビやYouTubeでさまざまな番組を担当。主な歴代担当番組は『くりぃむナントカ』『シルシルミシル』『めちゃ×2イケてるッ‼』『ガキの使い 笑ってはいけないシリーズ』『得する人損する人』『激レアさんを連れてきた。』『新しい波24』『1周回って知らない話』『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』『GET SPORTS』『ヨロシクご検討ください』『青春高校3年C組』『今田×東野のカリギュラ』など。

Twitter:@kikakusouko

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ふかだけんさく

最終更新:2023/02/28 06:41
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