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フジテレビの上島竜兵さん「自宅中継」騒動にローカル局も激怒、不満爆発「系列局をないがしろにしている」

文=小林真一(こばやし・しんいち)

フジテレビの上島竜兵さん「自宅中継」騒動にローカル局も激怒、不満爆発「系列局をないがしろにしている」の画像1
上島竜兵さん

 5月11日に亡くなったダチョウ倶楽部・上島竜兵さんの報道についてフジテレビが批判を受けているが、フジ系列のローカル局は、この騒動の“尻拭い”に追われているようだ。

 フジは朝の情報番組『めざまし8』で、上島さんの都内自宅前から中継を行い、リポーターは発見された際の状況まで説明。これを受け、厚生労働省は、テレビ報道について怒りにも似た注意喚起を促すという異例の発表をするに至った。

「今回の報道に犯罪性はなく『自死用』のガイドラインに沿う必要がありましたが、ただ映像がほしいだけで中継を行ったもので、明らかにやりすぎ。フジの番組の中ではまだ視聴率もよくCMも入っている『めざまし8』で大失態を演じることになり、他部署からも、意味がわからないと非難の声があがっています」(フジテレビ関係者)

 この騒動で大変なことになっているのが、フジ系列のローカル局だという。

「フジの系列局はもともと苦情の電話が多いことで有名なんです。坂上忍の情報番組『バイキングMORE』が放送していた頃は、番組内容に関するクレームの電話に毎日のように対応していたローカル局もありました。上島さんの自宅中継に関しても、地方の視聴者からの苦情の電話が各系列局で鳴り響き、対応に追われたようです。
 視聴者からしたら、『キー局が制作している』なんてことは関係ありませんし、フジの総合案内を伝えても、それが保留ばかりでつながらず、さらにクレームの電話がくるという悪循環。キー局がおかした失態のしわ寄せを受けているんです」(地方局関係者)

 系列局では、この騒動以前から、フジの“暴走”が不満の対象になっていたとか。

「ほとんどフジの番組を流していて一蓮托生にある系列局は、それなりに調子がよかった『バイキングMORE』が打ち切られてスタートした『ポップUP!』の低視聴率で、壊滅的な売上となっているところもある。『バイキングMORE』は坂上忍の高額ギャラがネックで打ち切られ、『ポップUP!』ではカネのかからない局アナが起用されていますが、系列局からすれば、むしろキー局で数字の取れるタレントをつかまえておいてもらわないとどうしようもありません。

 多くの系列局は、キー局のように潤沢な資産があるわけではないので、毎年の売上が勝負になってくる。東北地方の系列局では、赤字が確実視され、ボーナスカットもささかれはじめており、アナウンサーを含め社員の大量離脱で放送業務に支障をきたす恐れがあるとさえ心配されている状況です」(民放関係者)

 さらに、今年も『27時間テレビ』を放送しないという決断でも、ひと悶着あったとか。

「『27時間テレビ』は、かつては『FNSの日』と呼ばれていたように、FNS(フジネットワーク)加盟の系列局で一緒にひとつの番組を制作、生放送するという建前のもとに進められていました。系列局にとっても、『27時間テレビ』は全国放送で自社を売り込めるまたとないチャンスで、視聴率も比較的いい番組なので、フジに制作を要請する声を多く寄せていたんです。それが、2019年から放送していないわけですから、フジが系列局を見放していると捉えられてもおかしくない状況。現に、日本テレビは『24時間テレビ』を放送しているわけですし、新型コロナの影響で制作できないというのは理由になりません。こういった部分でも、フジが系列局をないがしろにしていると思われても仕方のない状況になっています」(フジテレビ関係者)

※地方局からの不満の声

 5月16日にはフジテレビ新社長に関する人事の報道がされたが、系列局が厳しい状況に置かれていることに変わりはないようだ。

「フジ新社長に就任した港浩一氏は、かつて『夕やけニャンニャン』や『とんねるずのみなさんのおかげです。』などの番組でディレクター・プロデューサーとして活躍した人物。最も勢いのあった頃のフジを象徴するような人で、地方局に目を向けるような施策を取るとはとても思えない」(民放関係者)

 ネット動画が主流となり、Tverの見逃し配信も普及しつつある中で、系列局という存在は本当に必要なのか? そんなことを、フジも考え始めているのかもしれない。

小林真一(こばやし・しんいち)

小林真一(こばやし・しんいち)

出版社、IT企業、テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

最終更新:2022/05/19 07:00

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