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木村拓哉は西島秀俊になれない『10カウント』は「すごく面白くはない」そこそこドラマ

文=鈴木紬(すずき・つむぎ)

木村拓哉『10カウント』は「すごく面白くはない」そこそこドラマの画像1
テレビ朝日『未来への10カウント』公式サイトより

 木村拓哉が主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『未来への10カウント』が、予定していた全10話を繰り上げ、第9話で最終回を迎えると5月23日付のニュースサイト「FRIDAYデジタル」が報道。なぜかこの記事は24日までに消されているが、ネット上では“そこそこ”の評判が浮き彫りになる事態となった。

「今の所、繰り上げはなく予定通り全10話放送されると聞いています。それなので記事が削除されたのは誤報だからでしょう。なにせ視聴率が芳しくないのでジャニーズもテレビ朝日もピリピリしてますからね」(テレビ朝日関係者)

 同作は、度重なる不幸により生きる希望を失った元アマチュアボクサー・桐沢祥吾(木村)が、母校のボクシング部のコーチに就任したことをきっかけに再生していく「青春スポーツ・エンターテインメント」。木村が『HERO』(フジテレビ系)シリーズなどの脚本家・福田靖氏と7年ぶりにタッグを組んだ意欲作で、満島ひかり、安田顕、内田有紀、King&Prince・高橋海人ら、主役級の豪華キャストが脇を固める。

 前出の記事では、第10話の放送が予定されていた6月16日の同枠で、内藤剛志主演『警視庁・捜査一課長 season6』の2時間スペシャルが放送されると報じられていた。ネット上では「キムタクが内藤剛志に負けるなんて!」と驚きの声も上がっていたが、記事が削除されたことで“信ぴょう性が低い”と捉える人も多く、安堵した木村ファンも少なくないようだ。

 とはいえ、同記事が一度出たことで、『未来への10カウント』の評判が“中の上”程度であることが改めて浮き彫りになったともいえる。というのも、ネット上では同記事に対して「1話削るほどつまらないとは思わない」「まあまあ面白いから、10話までやってほしかった」「すごく面白いわけじゃないけど、普通に面白いから見てる」といった微妙な温度感の書き込みがとりわけ目立ったからだ。

 多くの視聴者がそこまでヒートアップできない一因として、ドラマ全体に漂う“無難さ”が挙げられるだろう。同作は演技派の主要キャストと、スタッフ陣の隙のない仕事によって、しっかりと作り込まれており、ドラマとしてのクオリティは高めだ。ただ、全体的に薄味で、今ひとつ面白味に欠けるともいえるのだ。

 なお、視聴率の低調ぶりがニュースメディアに取り上げられることも少なくない同作だが、裏番組の世帯平均視聴率と比較してみると、テレ朝のトップが続いていることがわかる。

 例えば、第6話が放送された19日は、『未来への10カウント』が11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったのに対し、同時間帯のNHK『ニュースウオッチ9』は10.7%、日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW』は10.8%、TBS系『行列ゲット1000人旅』は6.2%、フジテレビ系『千鳥のクセがスゴいネタGPSP』は5.4%、テレビ東京系『ナゼそこ?』は4.5%。それでも「もっと取れると思ってた」と言われてしまうのは、木村のネームバリューを思えば仕方がないのかもしれない。

「とはいえ『グランメゾン』の二番煎じ且つ、より面白くないので酷評されるのもやむなしですよね。テレ朝は刑事モノや医療モノなどは得意なので高年齢層へのウケはいいですが、若者に訴求する作品は作れないんですよね。木村拓哉✕テレビ朝日の『BG~身辺警護人~』は視聴率良かったですから。若者層に訴求する企画が作れないんじゃないでしょうか。例えばフジテレビの月9『元彼の遺言状』と逆だったらもっと……違う結果になったかもしれないとか考えちゃいますね」(ドラマ制作会社スタッフ)

 また、タレントだけにその責任を追わせるのは違うとは思うものの、それでもやはり木村拓哉の求心力にも疑問符が付けられてしまっている。

「やっぱり、キムタクが演じる主人公にいまいち魅力がないという事かなと思っています。年を取って『何か』を背負ったキャラを演じようとしたのかもしれないけど、それを視聴者は求めていなくって。キラキラしてカッコ良いキムタクを観たいのだと思いますが、それを作るノウハウがテレ朝にはないんですよね。木村拓哉は“西島秀俊にはなれないんだなあ”とつくづく思っちゃいます」(前出・テレビ朝日関係者)

 評判、視聴率共に“そこそこ良い”ともいえる『未来への10カウント』。このまま、最終回まで“無難路線”で突き進むのだろうか。

鈴木紬(すずき・つむぎ)

鈴木紬(すずき・つむぎ)

元アイドル誌編集者。宮迫博之の焼肉屋「牛宮城」を誰かにおごってもらう日を夢見る芸能系ライター。芸能人のYouTubeやSNSのパトロールが日課。

最終更新:2022/05/26 11:30

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