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ガーシー議員、留任の官房副長官にさらなる“爆弾”? 強力な援軍も…

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ガーシーチャンネル(東谷義和)Instagramページより

 第2次岸田内閣が10日に発足したが、閣僚人事以上に注目されたのが、あるポストの政治家が留任するか退任するかだったという。

 永田町関係者が語る。

「衆院議員で官房副長官の木原誠二氏ですよ。結局、岸田首相が留任させる意向を固めたようですが、木原氏といえば、NHK党の参院議員で暴露系YouTuberのガーシー氏(本名・東谷義和)にスキャンダルを暴露されていた。ガーシー氏は参院選中、昨年12月に楽天グループ会長・ 三木谷浩史氏が主催したパーティーに木原氏が出席しており、泥酔して携帯電話を紛失したなどと話していたんです。木原氏の事務所には抗議電話が殺到し、対応に追われたものの、参院選が終わるとピタリと止んだともいい、“所詮は暴露系YouTuberの発言に過ぎない”ということで、特にお咎めもなかった。そのため岸田首相としても退任させるまでではない、という判断だったのでは」

 だがこの永田町関係者は「とはいえ、この留任が命取りになるかもしれない」と顔をしかめる。

 というのも、ガーシー氏が木原氏留任のニュースにさっそく反応。Instagramにて、「木原留任なー(中略)オレは逆に留任したあと問題提示して、引きずり下ろしたほうがダメージある思ってんねん。木原にも岸田にも岸田派にもな」「ま、じっくりいくわー」とさらなる“暴露”を予告しているのだ。

 もともと、ガーシー氏は新田真剣佑、城田優、綾野剛ら芸能人のスキャンダルを暴露していたが、ここに来て木原氏がターゲットになってしまったのには、それなりの理由がある。

「綾野の事務所であるトライストーン・エンターテインメントは6月に所属タレントへの名誉毀損投稿について『然るべき法的手続等の対応』に踏み込むと宣言。ガーシー氏は同事務所の山本又一朗社長ともトラブルになっていると明かしていたが、その山本社長は自民党の大西宏幸氏とかなり親しく、今年3月には木原氏と3人で会食。ガーシー氏は以前、山本社長と“つながっている”政治家として木原氏と大西氏の名前を挙げていた。

 また、三木谷氏もガーシー氏のターゲットの1人となっているが、木原氏の兄で、みずほフィナンシャルグループの代表執行役社長兼グループCEOである木原正裕氏が日本興業銀行時代の三木谷氏の後輩にあたり、その縁で三木谷氏は木原官房副長官とも親しい様子。そのため、山本社長、三木谷氏ら“反・ガーシー陣営”の中枢を担う人物として木原氏は睨まれ、昨年12月の三木谷氏主催パーティの件でも名前が出されたようです」(芸能記者)

幻冬舎の見城社長「ガーシーという人が言っている通り」

 こうしたなか、“ガーシー陣営”に強力な援軍が登場。ガーシー氏といえば、8月2日に暴露本『死なばもろとも』を発売したことも話題だが、同書の発行元である幻冬舎の見城徹社長が、SNSアプリ「755」で“木原バッシング”を展開中なのだ。

 見城氏は木原氏について、「本当にガーシーという人が言っている通りだ。こんな人が政権の中枢に居るなら、もう日本は終わる」「木原誠ニ氏が官房副長官をやっている岸田政権を僕は支持出来ない」などと批判。

 さらに「2021年の12月、ある方が木原誠二官房副長官を紹介したいと強く言うので指定された21時半に指定された店に行った。店に到着すると未成年なのか成人なのかわからない女性たちが20人ぐらい呼ばれていた」と明かした上、自分は名刺を渡したのに向こうは差し出さないなど失礼な態度を取られたと暴露。続けて、「後で聞いたら、木原誠ニ官房副長官は午前3時過ぎまで女の子たちと騒ぎ、泥酔しながら歌っていたと言う。自分の携帯電話を紛失し、翌朝大騒ぎになり、大捜索をかけてやっと店から出て来たとのことだった。週刊新潮で[銀座の女性と隠し子]を大々的に報道された直後のことである」と明かした。

 その後も木原氏に対する怒りをあらわにし、「(木原氏の)酷いエピソードが現役の国会議員からもバンバン、僕のところに入って来る。こんなに嫌われているんだと、ただ呆然」とも綴っている。

「見城氏の話は、ガーシー氏が“暴露”した昨年12月のパーティの件と一致する。見城氏といえば、義理人情を大切にする一方、『遅刻した人とは二度と会わない』というほど、礼儀にはことのほか厳しい。木原氏のぞんざいな態度にはらわたが煮えくり返ったはずで、実際、『木原誠ニ氏と初めて会った時、本当に不愉快な気持ちになった。「礼儀」とか「仁義」や「筋」というものが全くない人で、その上、傲慢だった』と人柄を厳しく非難している。ただ、安倍晋三・元首相とべったりで”権力好き”として知られる見城氏だけに、本来なら政権中枢にいる木原氏を真っ向から批判する気はなかったはず。ガーシー本の売り上げに一役買おうという経営者としての思惑があるのでしょう」(出版関係者)

 木原氏は「確かに女性はいたけど、年末だから入れ代わり立ち代わり、 三木谷さんに挨拶に来ただけ。俺はすぐに帰ったよ」と周囲に弁明しているようだが……。

「財務次官候補と言われながら政界に入った木原氏は切れ者として知られ、岸田氏の”精神安定剤”の役割を担っています。昨年12月、『週刊新潮』(新潮社)が木原氏の隠し子をスッパ抜いたように、木原氏の女好きは官邸では公然の事実。常にエリート街道を歩んできた木原氏は頭が高く、相手が先輩だろうと動じない。見城氏への対応もさもありなんというわけです」(官邸担当記者)

 とはいっても、木原氏の”次”はないだろうと自民党関係者は語る。

「木原氏は『携帯をなくしてない』とも説明していますが、見城氏らの証言に分があるのは明らか。彼はそうやって平然とウソをついたりするからね。事務処理能力は誰もが認めるが、どちらかといえば一匹狼。岸田政権が終われば、一気に冷や飯食いに追い込まれるよ」

 ガーシー氏は今月15日までに会員制のサロンをオープンさせると宣言。このままだと、第1弾が木原氏の“特集”になる可能性もある。見城氏も参戦した“ガーシー陣営”が今後投下する“爆弾”の余波がどこまで広がるのかが注目される。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/08/11 06:00
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