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『ポップUP!』1年も持たず打ち切りへ…金欠のフジが目指したかった某“奇跡の番組”

文=木村之男

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『ポップUP!』(フジテレビ系)

 今年4月にスタートしたばかりの昼の帯番組『ポップUP!』(フジテレビ系)に、早くも打ち切り説が飛び出した。坂上忍が司会の『バイキングMORE』の後続番組として、佐野瑞樹アナと山崎夕貴アナをMCに据え、高嶋政宏、三浦翔平、小泉孝太郎、おぎやはぎ、平成ノブシコブシ吉村崇などのメンツをパーソナリティに揃えたが、視聴率は超・低空飛行が続いている。

「前番組の『バイキング』の視聴率は末期でだいたい4~5%程度でしたが、『ポップUP!』は初回から3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、スタートから雲行きは怪しかった。案の定というべきか、視聴率はアッという間に1%台まで落ち込み、ついに『週刊文春』(文藝春秋)や『週刊女性』(主婦と生活社)に、年内で打ち切りになると報じられました。

 帯番組はある程度、時間をかけて数字を積み上げていくのが常識。『バイキング』も開始当初は散々な数字でしたが、少しずつ視聴者を増やし、最終的には1時間番組から3時間番組にまで拡大しました。『ポップUP!』も低視聴率だけならまだしも、今年6月にはプロデューサーのパワハラ疑惑も浮上。叩かれていたうちはまだマシで、もはや誰も話題にしなくなっています。フジテレビは6月に社長が代わったばかりで、あまりの惨状に手を付けざるを得なくなったということでしょう」(芸能誌記者)

 いくらテレビ離れが進んでいるとはいえ、1%台とはヒドすぎる数字。超スピード打ち切りもやむなしだが、ライバル局には低視聴率をものともせず続いている番組もある。

「テレビマンの間である意味“奇跡の番組”と評されているのが、日本テレビの『バゲット』です。『スッキリ』と『ヒルナンデス』に挟まれていた『PON!』が2018年に終了し、代わりに始まった『バゲット』ですが、低視聴率が話題になったのは初期の頃だけ。その後も数字は特に上向いていませんけど、番組は地味に続いています。

 その理由はズバリ、制作費がとにかく激安だから。過去の『PON!』では司会にタレントを起用し、日替わりレギュラーが何人もいましたが、現在の『バゲット』は出演者が基本的に局アナのみで、そこに番宣のゲストが来るスタイルなので、ギャラがほとんど発生しません。

 番組を見ると、『バゲット』以外でほとんど見たことがないアナウンサーが何人も出ています。後半は通販コーナーですし、社内でお茶をひいてるアナウンサーに仕事を与えて、新人アナにとっては勉強の場にもなっている。もはやローカル局みたいな番組内容ですが、もう4年も続いているということは、日テレも『バゲットは“空気”でもいい』と考えているということでしょう。

 フジテレビが『ポップUP!』で局アナを司会に据えたのは、『バゲット』の戦略を踏襲しようとしたから。フジは『バイキング』を終わらせたことで、坂上忍に払っていた年間1億円ともいわれるギャラが浮きました。それなのに、『ポップUP!』が早々に打ち切られると報じられたので、ライバル局の人間は『かなり焦ってるな』とフジを笑ってます」(キー局関係者)

 TBSの朝番組『ラヴィット』も、初期は不調に喘いでいたものの、朝としては異例かつ大胆な“お笑い大喜利路線”を貫いて成功したのは記憶に新しいところ。フジの新番組にも、似たような番組が並んでいるお昼の時間帯に“活”を入れるようなものを期待したい。

 

木村之男

木村之男

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

最終更新:2022/09/01 07:00

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