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黒島結菜、朝ドラコラボで『きょうの料理』出演も…ラフテーの作り方に疎い?

黒島結菜、朝ドラコラボで『きょうの料理』出演も…ラフテーの作り方に疎い?の画像
黒島結菜マネージャー公式Instagramより

 「ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロイン・暢子とその家族の物語」の主人公として、どうなのだろうという気もするが……。

 現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』で主人公・暢子を演じている黒島結菜が、9日初回放送の料理番組『きょうの料理』にゲスト出演した。

 この回は『ちむどんどん』にちなんだ企画。5月にも、ナレーションを務めるジョン・カビラを迎えて「比嘉家のオカズでちむどんどん!」として「フーチャンプルー」と「にんじんしりしりーの白あえ」を取り上げたが、今回はその第2弾としてついにヒロインが登場。『ちむどんどん』の料理監修を務める「オカズデザイン」の吉岡知子・秀治夫婦によって、「ラフテー」と「サーターアンダギー」のつくりかたが紹介され、これを黒島が手伝った。

 『ちむどんどん』は、沖縄のやんばる地区に生まれ育った、食べることとおいしいものが大好きな女の子・暢子が料理に目覚め、沖縄本土復帰とともに東京に渡り、横浜市の鶴見で下宿しながら銀座のイタリア料理店で修行。独立して、現在は杉並区で沖縄料理の店「ちむどんどん」を開く……という物語が展開されている。

 この日、まずつくることになったのは豚肉料理のラフテー。ドラマにたびたび登場する料理であり、沖縄県出身で、「料理は休日につくって楽しんでいる」黒島にとってもなじみ深いと思われたのだが……。

「始めに『ラフテーは私も大好きなので、これを機にしっかりと教わりたいと思います』と意気込んでいた黒島さん。プライベートでもラフテーを作ったことがあり、調味料に普通のお酒を使うのと泡盛を使うのとでは仕上がりが違ったというエピソードも披露していたのですが、『思ったよりしっかり焼くんですね』『豚のゆで汁?』と、あまり調理工程にピンときていなかった様子。自分でつくった経験はそんなになかったんじゃないでしょうか。撮影では料理監修の吉岡さんが手順の指導をしていましたからね」(女性誌記者)

 子どもの頃によく食べていたという揚げ菓子のサーターアンダギーについては自分でつくった経験はなかったのか、特に料理のエピソードが披露されることはなかった。撮影でも揚げるシーンしか経験していないようだ。

 プロの料理人になるヒロイン・暢子を演じる黒島だが、かねてより暢子の包丁の使い方などについて「子どもの頃から料理してるって感じがしない」「矢作役の井之脇海さんはしっかり事前に練習してた感じなのに、暢子は……」と批判されてきた。今回の『きょうの料理』出演についても、「本当に撮影前に料理を練習しなかったんだね」「収録前に料理の勉強をまったくしていないのがよくわかる」「あのたどたどしい手付きで出演するのは逆効果」「出演すべきではなかったね」といった厳しい声が多く上がっている。

 実は黒島は、『ちむどんどん』放送開始直後にすでに沖縄料理に挑戦している。2016年の杏主演映画『オケ老人!』での共演をきっかけに一時期は週1ペースで自宅を訪れていたというほど杏を慕っている黒島は、4月24日に杏のYouTubeチャンネルで公開された「仲良しの黒島結菜さんと沖縄料理を作りました!」という動画で、ラフテーやサーターアンダギーなどの沖縄料理8品をつくっているのだ。

「『きょうの料理』と同日には『あさイチ』に生出演した黒島さんは、表情が暗いなどと言われていましたが、杏さんとの動画では自然な明るい笑顔を見せ、ゴーヤを切る工程なども不慣れな感じはしませんでした。『きょうの料理』では肩に力が入りすぎているという指摘もありましたが、撮影では緊張してしまうのかもしれませんね。特にドラマだと料理と並行して芝居をしなければなりませんから。ただ、杏さんに普段は料理をするのかと訊かれると、『コロナになってだいぶするようになったけど、今撮影入っちゃって全然してないです。食べる専門』と答えており、やはり役作りのために料理修行をした様子はうかがえませんでした。杏さんは自宅で沖縄料理をたびたび友人に振る舞っているそうですが、『食べる専門』の黒島さんは料理のほうを手伝ったことはなかったようです。

 ちなみにこの動画でラフテーとサーターアンダギーをつくる作業はほぼ杏さんがやっており、黒島さんは別の料理を担当していたよう。ゴーヤチャンプルーの時は『(豆腐を焼くのに)ラードを使うと全然違う』と助言したり普段からつくっていることがうかがえた黒島さんも、この時は工程についてコメントをする場面はありませんでした」(同)

 ただ、同情的な声もある。

「黒島を責める声も多いですが、どちらかといえば所属事務所の采配の問題では。『ちむどんどん』の撮影開始は昨年10月から。2021年はまず、北村匠海と共演した映画『明け方の若者たち』と、黒島演じる彼女目線のスピンオフ『ある夜、彼女は明け方を想う』の撮影に始まり、前・後編あった映画『鋼の錬金術師 完結編』(公開は2022年5月・6月)、そしてNHKドラマ『悲熊2』(放送は2021年12月)と、朝ドラのクランクインまでも撮影が続いていたはず。『ちむどんどん』直後にはヒロイン役を務める平野紫耀主演ドラマ『クロサギ』(TBS系)も控え、黒島をプッシュしたい事務所の気持ちはわかるが、朝ドラヒロインという大役に向けて準備する時間を用意できなかった可能性もあり、マネジメントの判断ミスという側面が大きい印象です。鈴木京香主演の2020年春ドラマ『行列の女神~らーめん才遊記~』(テレビ東京系)に出演した際は、ラーメンをつくる練習が事前にできていたんですけどね……」(テレビ誌記者)

 『きょうの料理』では最後の挨拶で「今後、暢子は沖縄のやんばるに、地元に帰って、大きな決断をします」と“ネタバレ”告知をしてしまったことでも批判を受けている黒島。これも黒島というより放送したNHK側の問題という気がするが……。酷評の続く『ちむどんどん』においても暢子は視聴者からの好感度がきわめて低い役柄ということもあり、“暢子憎けりゃ黒島まで憎い”という状態は最後まで続きそうだ。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2022/09/15 08:00
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