『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
関西バラエティ番組事件簿特別編「KOC2022を語ろう」
『キングオブコント2022』ビスブラ優勝、ニッポンの社長「暗転」など大阪勢残した爪痕
2022/10/10 13:00
キングオブコント 関西バラエティ番組事件簿 KOC2022を語ろう
ロングコートダディが7位、あらためて感じるハイレベルさ
もう1組の大阪勢、ロングコートダディは7位。披露したネタは、筆者もお気に入りの「料理頂上決戦」だった。
テレビ番組のリハーサルを舞台に、看板に帽子が毎回当たって脱げ落ちる料理長を演じた兎のとぼけた雰囲気、それを注意するディレクター役の堂前透の戸惑いが、絶妙な間合いと相まっておもしろさをふくらませていく。またナレーションも「3人目の主役」として機能しており、なんのこだわりもなさそうな料理長なのに、「一見さんお断り」と毎回紹介するところも笑わせられる。ロングコートダディが7位だったという事実からも、今大会のハイレベルさが分かる。
今大会の大阪勢の決勝進出者は、よしもと漫才劇場所属の3組のみだった。ただ、吉本以外にも大阪には有望株が数多い。次回以降の大会では、さらに幅広い顔ぶれの飛躍に期待したい。
【再掲】漫才もこなす関西屈指のお笑いWarrior、千原ジュニアにもハマるコント師・ロングコートダディ
最近お笑いの賞レースで、ロングコートダディの名前を見る機会が増えた。「脱力系」「とらえどころのない」などと表現されるが、その笑いのスキルは「剛腕」としか言いようがない。こっ...
大阪を拠点に芸能ライターとして活動。映画、アイドル、テレビ、お笑いなど地上から地下まで幅広く考察。
最終更新：2023/02/28 06:19
