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ビスケットブラザーズはキングオブコメディと似ている!? 言葉選びと女子高生コント

文=馬鹿よ貴方は 新道竜巳(しんどう たつみ)

ビスケットブラザーズはキングオブコメディと似ている!? 言葉選びと女子高生コントの画像1
「キングオブコント2022」公式サイトより

 ビスケットブラザーズに軍配があがった今年の「キングオブコント2022」。そして今回の決勝では音声のみ。キングオブコメディの今野浩喜さんが参加されていました。

 そこで、2015年に解散したキングオブコメディについて書きたいと思います。

 キングオブコメディは高橋健一さんと今野さんのコンビで「キングオブコント2010」のチャンピオンでもあります。結成したのは2000年。組んだ時には、おもしろコンビ、パフィ、などコンビ名からふざけた名前をつける芸人さんとしても有名でした。

 元々はピンで活動していた高橋健一さんと、コント中心のコンビ、ゲットスマイルズのメンバーだった今野さん。高橋さんはツッコミなのにも関わらず、ツッコまずボケの今野さんによき理解を示すような言葉選びが多く、両ボケとも取れるような立ち位置でコントをし当時、ツッコミがいてとボケがいるというスタンダードなネタをする芸人が多かった中で異彩を放っておりました。

 二人のネタの特徴として、言葉選びが面白いという部分が突出していたようにも感じました。設定にそこまで重点を置かず、個々のキャラクターや発言で会場を爆笑にいざなっているタイプだと思います。言葉選びがうまく、設定に重点を置いていないという部分では漫才にも応用が利き実は「M-1グランプリ2002」「2003」では、準決勝にも勝ち進んでいました。

 2002年の敗者復活ではランプの精というネタで、キングオブコメディでないと思いつかないようなボケの応酬に会場は大盛り上がりだった記憶があります。

 今回の「キングオブコント2022」のチャンピオンのビスケットブラザーズも、設定より言葉選びに重点が置かれたコンビであり、その能力の高さは「M-1グランプリ」で漫才を披露する時も生かされていると思います。ネタを作っている原田泰雅さんは今年の「R-1グランプリ2022」で準決勝まで勝ち進んでいて、ピン芸人としての地肩もあり、その部分でも二組は共通している、といえそうです。

 そして今年、決勝1本目で披露した野犬のネタでは、原田さんが女子高生の恰好で登場して野犬を退治するという、登場から終わりまでずっと笑いの確変が起っている素晴らしいネタでした。……思いかえすとキングオブコメディも『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)で、今野さんが女子高生の恰好なのにも関わらずカツラは被らず地毛(単発、もみあげ太)というスタイルのまま、当時のギャル口調で「たかはしじゃね?」とひたすら発言するコントで、注目されました。

 そのほか、言葉選びがうまいコント師としてサンドウィッチマンや東京ダイナマイトなどたくさんの方々がいらっしゃいますが、キング、ビスブラ両コンビ共に女装コントへの思い切りの良さ、なんともいえない不思議な空気感が似ていたんだと思います。

 キングオブコメディは、ニコニコ動画の「サイゾーテレビ」で『ニコニコキングオブコメディ』という番組を2010年6月27日~2015年12月まで隔週木曜日に行っておりました。こちらもすごく評判がよく、ロフト等でイベントをするようなこともあり、いまだにこの番組が好きだという方は多くいらっしゃいます。

 今回ふと、そんなことを思い出しました。

馬鹿よ貴方は 新道竜巳(しんどう たつみ)

サンミュージック所属のお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」 のツッコミ。コンビのネタ作りを担当するほか、お笑いに対するプロ目線の考察に定評があり、「M-1」などの大会はみずから大会を観覧して分析。自身のYouTubeやライブなどで披露する。中でも「女性芸人」研究家として、東京スポーツで連載を持っている。 YouTubeチャンネル【馬鹿よ貴方は、新道竜巳のごみラジオ】

Twitter:@kPXfF3Xm1jvbLMS

【サンミュージック公式】馬鹿よ貴方はプロフィール

最終更新:2022/10/30 21:00

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