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高城れに「結婚してもアイドル」でももクロも既成概念をアップデート

高城れに「結婚してもアイドル」でももクロも既成概念をアップデートの画像1
5人時代のももいろクローバーZ。一番右が高城れに(Getty Imagesより)

 ももいろクローバーZの高城れにが6日、日本ハムファイターズの宇佐見真吾との結婚を発表。トップアイドルの結婚発表にアイドル界が揺れている。

「アイドルの大原則として恋愛はご法度でした。男性ファンの根底にあるのは“疑似恋愛”で、恋愛禁止を謳うアイドルグループは今も少なくありません。しかし、ももクロは水着グラビアを一切やらないなど、従来とは異なるアイドル像が熱心なファンの支持につながった。さらにメンバーの熱愛報道もなく、ファンとの間に信頼関係が築かれていました。
 結婚してもアイドルを続けている先例にはNegiccoがいますが、やはりまだまだめずらしい。ももクロだからこそ許されるスタイルでしょう」(芸能誌記者)

 東京ドームや日産スタジアムなどをファンで埋め尽くし、アイドル界に新たな地平を切り拓いた彼女たちは、これからさらなる高みを目指す。

「これまで女性アイドル界には数々の伝説的なグループがいましたが、メンバー全員がソロで成功するのは至難の業。社会現象となったおニャン子クラブ、90年代から2000年代にかけて栄華を極めたモーニング娘。、文字通り国民的アイドルグループとなったAKB48でも、ソロで成功したのは一部のメンバーだけです。おそらくその夢に一番近づいたのはSPEEDですが、わずか4人でも全員がソロで成功するのは難しかった。男性グループではSMAPや嵐など、いくらでも成功例があるのとは対照的です。

 しかしももクロは、リーダーの百田夏菜子がドラマやバラエティで活躍すれば、玉井詩織、佐々木彩夏も歌、女優、バラエティ、ラジオなど幅広く活躍。高城もピンでのテレビ出演は多く、今回のプロ野球選手との結婚で、また仕事は増えるでしょう。

 女性アイドルは男性と比べて息が短いのも特徴ですが、ももクロは活動歴が長いのが特徴。これはNegiccoにも共通していますね。女性アイドル史を振り返る上で、間違いなく歴代最強のグループでしょう」(アイドルライター)

 これまでは“一定の年齢”になったらアイドルは辞めるものだったが、そんな不自由な時代はもう過去のこと。ももクロもその壁をぶち壊してくれそうだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/11/09 08:00
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