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平野紫耀、キンプリで「二度目のグループ脱退」…三度目の正直はあるか?

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King & Prince・平野紫耀は来年5月に退所

 11月4日、King & Princeの平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太がグループから脱退し、ジャニーズ事務所も退所することが発表された。

 発表によると、平野、岸、神宮寺の3人は、デビュー日前日となる2023年5月22日をもってKing & Princeを脱退。平野と神宮寺は同時にジャニーズ事務所を退所し、夏に主演映画の公開を控える岸は、2023年秋に退所する。King & Princeは永瀬廉と高橋海人の2人で活動を継続していく。

「“公式発表”では、海外進出などをめぐってメンバー同士で方向性の違いが大きくなったことから今回の判断になったとしており、多くのメディアもこれに追随しているが、そんな単純なものではない。創業者の故・ジャニー喜多川氏の寵愛を受けた平野は、ジャニー氏念願の海外進出をグループで果たすことこそ最優先事項と考えていたが、藤島ジュリー景子社長がお気に入りの永瀬は、ジュリー社長の意向に従って俳優業など国内での活動を優先。いわば、グループ内でジャニー派とジュリー派が生まれてしまい、永瀬に近い考えの高橋もグループに残ることになった。

 平野はジャニーズJr.時代、キンプリのデビューをめぐってジャニー氏に直談判したエピソードも知られるが、脱退を決める前には活動の方向性についてジュリー社長にも直談判しようとしたものの、ジュリー社長にスルーされ続けたともいわれている。そのため平野は周辺関係者に『社長は許せない!』と吹聴しているそうだが、“メンバー間の方向性の違い”は結果論で、平野と事務所の間に決して埋めることができない溝が生じてしまったことがそもそもの問題だったようだ」(芸能記者)

 滝沢秀明氏の突然の退任発表に続いたこのKing & Princeの分裂劇は世間に衝撃を与え、「ティアラ」と呼ばれるファンの間には悲しみが広がったが、最新シングル『ツキヨミ/彩り』が、11月8日付の「オリコンデイリーシングルランキング」で1位を獲得。発売初日(店着日)の売り上げは60.8万枚で、自己最高初週売り上げとなるデビューシングル『シンデレラガール』の57.7万枚を上回った。

「5人での新作はもう出ないのではとの不安の声が広がった結果。デビューシングルの『シンデレラガール』についてもミリオン到達を目指そうとティアラが改めて購入をする動きもあり、SMAP解散報道が出た時に『世界に一つだけの花』の売り上げが急増したのも似たような展開を見せている。

 キンプリはデビューした2018年から昨年まで4年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場しているが、5人での『紅白』出場は今年がラストチャンス。しかしSMAPのように出場辞退となるのではとの憶測も出ている。“目玉”となるだけに『紅白』側はぜひ出場してほしいだろうが、ジャニーズ事務所がどう判断するのか注目されるところ」(同)

 ジャニーズ退所後の平野ら3人の脱退メンバーがどういった道に進むのかが気になるところだが……平野については実は芸能活動をスタートさせてからこれが二度目のグループ脱退となる。

「名古屋生まれの平野は、もともと地元の芸能事務所に所属し、2010年、13歳の頃に『BOYS AND MEN(ボイメン)』が生まれたオーディション企画に参加し、そのままボイメンの初期メンバーとなって活動。しかし、今では人気のあるボイメンだが、活動当初は舞台もライブも全然集客できず、遅くても2011年の夏ごろまでには複数の初期メンバーが脱退した。小2からダンスに夢中になった平野も、なかなか売れないボイメンがバラエティ路線にシフトチェンジしたため、自分がやりたい方向性とは違うと脱退し、事務所も辞めたようだ。そのまま再びダンスの道に戻り、そこでジャニーズの振り付けなどを担当したダンサーのレッスンを受けた際、たまたま来ていたジャニーさんに見初められて2012年にジャニーズ事務所に入所。関西ジャニーズJr.のメンバーとして着実に頭角を現すようになり、見事スターとなったが、最大の理解者であったジャニーさんを失ったことも退所につながったのでは。ジャニーズで夢を掴みかけたと思いきや、また“方向性”をめぐって事務所と対立することになるとは、さすがに心が折れただろう」(古くから平野を知る名古屋の業界関係者)

 平野については、元AKB48の宮脇咲良らのように、韓国の事務所から再デビューを図るのではとの憶測の声も広がっているが、平野の母も「週刊文春」(文藝春秋)の取材に対し、「本人は歌や踊りが好きなので、今後も何かしら表舞台には立つと思う」と話したとされている。三度目の正直があれば、今度こそ自分の目指す道を最後まで歩めることを祈りたい。

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2022/11/12 07:00
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