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ジャニーズ事務所の奇妙な「文春キンプリ告訴」とかつてない動揺

週刊紙のターゲットは小室圭さんから雅子さまに?

 ところで、小室圭の合格が決まったことで、週刊誌は呆然自失しているようだ。

 これまでさんざん、元皇族を妻にした夫の惨めなニューヨーク生活を報じてきたのに、司法試験に合格したからといって、急に、「お幸せな2人」とは書けないからだ。

 他人の不幸は蜜の味が週刊誌のモットーだから、取り上げる人物は不幸でなくては商売にならない。

 そこで週刊誌、特に新潮がターゲットにしようとしているのは、雅子皇后のようだ。

 良く知られているように、皇后には「適応障害」というものがあり、不特定多数の人と限られた空間で向き合うことはかなりの負担になる。

 だがこのところ、エリザベス女王の国葬に出向いたり、公務で出かけることが多くなってきた。

 毎週月曜日には宮内庁次長の会見があるそうだが、そこで、両陛下の私的な動静が紹介されることがあるという。

「陛下は土曜日にジョギング」「日曜日は両陛下でテニス」という具合に。だが、ここで明らかにされない日程があるというのだ。

「実は皇后さまは、今もうまく寝付けずに時折、真夜中の時間帯に御所周辺を散策なさることがあるのです」(宮内庁関係者)

 皇太子妃時代から不眠に悩まされてきた雅子皇后は、主治医である精神科医の大野裕医師によると、

「この前の沖縄も今度のお出ましも、おできになるところからなさって頂ければ……。私も皇后陛下には『あまりご無理はなさらないように』とは申し上げております」

 ということのようだ。

 無理をしない。それが一番だろう。静かに見守る。それが我々にできる唯一の「思いやり」なのではないか。一番苦しいのは当人なのだから。

 

 さて、79歳になる妻を、40年間献身的に介護してきた夫(81)が、車椅子に乗ったままの妻を、神奈川県大磯の海に突き落としたというニュースを読んで、身につまされ涙が止まらなかった。

 非情な夫ではない。長年大手スーパーで働き、エリートとして出世の階段を登っていた。

 そんなエリートが、約40年前、奇麗な妻が階段から転げ落ち、半身が不自由になってしまった。

 やがて車椅子になると、スーパーを退職し、介護と両立できる自営業に転じたという。だが、なかなかうまくいかず、自宅を手放し、自己破産も経験した。

 花が好きで料理が上手な夫だった。だが、年をとり、介護するにも体力が奪われていく。

 親族ら周囲のすすめもあり、妻を介護施設に入れる段取りが進んでいたという。だが夫は、

「介護は大変だけど、妻がいないと寂しいんだよなあ」といっていたそうだ。

 12月2日、大磯の港へクルマを走らせた。

 犯行後、長男に「なんでこんなことをしたんだ」と問い詰められ、こう語った。

「死に切れんかった……」

 40年間介護してきて、最後まで自分が……、そう考えたのだろう。自分も後を追う、そう覚悟していたのだが、それができなかった。

 明日は我が身。文春では実名だが、ここでは匿名にさせてもらった。

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