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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #39

『旅サラダ』中丸雄一、フグのフルコースを前に俄然やる気でただのフグ好きに

『旅サラダ』中丸雄一、フグのフルコースを前に俄然やる気でただのフグ好きにの画像1
『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)公式YouTube「【発掘!ニッポン なかまる印】のその合間に・・・#16」より

 1月21日放送の『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)は、ドキドキした。この日のゲストは、ミュージカル女優の新妻聖子である。

「聖子ちゃんは~」(神田)

 MC・神田正輝が、新妻に「聖子ちゃん」と連呼しているのだ。筆者のような昭和生まれの視聴者たちは、軒並みびっくりしていたと思う。画面越しで見ても、スタジオには不思議な空気感が漂っていた。我々の受け取り方とは違い、神田はすがすがしい。

中丸雄一が神田正輝を無視し、フグは中丸を無視する

 恒例コーナー「発掘!ニッポン なかまる印」リポーターのKAT-TUN・中丸雄一がこの日訪れたのは、大分県佐伯市・蒲江であった。

 新鮮な魚がたくさん獲れる蒲江の養殖場へ訪れた中丸。実は、佐伯市はトラフグ漁で世界トップクラスを誇るそう。今回の「なかまる印」が掘り下げるのは、「特産品とコラボしたブランド魚“〇〇〇フグ”」だ。

中丸 「神田さん、〇〇〇に入るものはなんでしょうか? 特産品です」

神田 「大分……しいたけ?」

中丸 「ヒントはですねえ、揚げ物なんかにかけたりしますねえ」

神田 「……かぼす!」

中丸 「時間切れです~!」

 正解は、かぼすである。当たっていた神田。中継だからスタジオとタイムラグができたため、問題を出すだけ出して神田をシカトする中丸。

「全然、相手にしてくんない(苦笑)」(神田)

 神田正輝を全然相手にしない中丸。スゴいリポーターだ。

 大分県はかぼすの生産量が日本一。それをフグに与えた「かぼすフグ」というブランドが、昨年に誕生したそうだ。通常の餌にかぼすを練り込み、フグに食べさせているらしい。

 その餌を、中丸が手に取った。養殖場で縦横無尽に泳ぐフグたちに、彼は餌を与えるらしい。というわけで、餌を生け簀の中にポロポロっと投入する中丸。しかし、フグたちはその餌に見向きもしないのだ。中丸がやった餌に反応が薄いフグの群れ。

「あっ、食べ、え、食べ……?」(中丸)

 食べてくれないフグのリアクションに戸惑う中丸。もっと、しぶきが立つように投げればよかったのに。でも、一拍置いた数秒後、フグたちもチラッと食べてくれたようだ。フグたちは食いつきが遅い。

「あ、たっ、食べ、食べ……食べてきましたね。よかったあ。全員無視っていう可能性もありましたからね」(中丸)

 撒いた餌をガン無視されそうになる中丸。不安のあまり、フグを「全員」呼ばわりし、ナチュラルに魚を擬人化してしまっている。

中丸、指がなくなりそうな危機に直面

 かぼすを食べたフグは、微妙に体内に香りがつくのだそう。身に成分が付き、爽やかな味になるらしい。大分県トラフグ養殖部会の髙瀬興治さんは、中丸を促した。

中丸 「これはちょっと、食べなきゃダメだ!」

髙瀬 「じゃあ、(生け簀に)入ってみましょう」

 泳ぐフグを捕まえ、それを食べてください……という提案だ。カニを食べるには自分で剥かなきゃいけないし(昨年11月12日放送回)、フグを食べるには自分で捕らないといけない。自分でなんでもするのが、『旅サラダ』のスタイルだ。

 というわけで、生け簀に足を踏み入れた中丸。

「失礼します」(中丸)

 誰に「失礼します」と言っていたのか。フグに言っていたのだろうか? 

 そして、泳ぐフグの行く先に網をかざす中丸。すると、フグがするする~っと網にかかった。まるで、向こうのほうから勝手に網に入ってくれたような光景だった。このフグを手で抱え、カメラに向けようとする中丸。ここで一言入った。

「(フグに)噛まれたら、指なくなっちゃうんで」(髙瀬)

 そういうことは最初に言ってよ! ……というか、実は密かに言っていた。中丸が生け簀に入る直前、スタジオの勝俣邦和が「フグ、噛むから気を付けてね」と連呼していたのだ。

 悪手だったと思う。知ったかの勝俣がフグの咀嚼力をレギュラー陣に共有したため、「噛まれると指がちぎれる」の一言でスタジオを驚かせようとした髙瀬さんのサプライズが不発に終わり、全員が不自然なリアクションしか取れなかったのだ。まさに、勝俣の押しの強さが生んだ悲劇。

 ここで奮闘するのは、中丸だ。

「(フグには)そんな咀嚼力あるんですか? 土曜の朝から血はよくない」(中丸)

 そこかよ? 「休日の朝に血はそぐわない」とかの問題ではなく、指がなくなった場合のその先の人生を恐れてほしいのだけど……。というか、血が流れるのは平日もよくないし。

 というわけで、指が噛まれないよう気を付けながら、フグを持とうとする中丸。直後、フグが暴れて中丸の腕を脱した。せっかく捕まえたフグを逃がすというヘマを犯す中丸。

「逃げられたぁ! すみません。いや、無事に捕れ……この後、捕りますから」(中丸)

 ハトヤのCMじゃないんだから。無駄なキャッチ・アンド・リリースを敢行した中丸。自分から網に入ってくれた物わかりのいいフグに逃げられたのだから、彼は人が良すぎる。逃げられた直後は、おもちゃを取られた赤ん坊みたいな顔をしていたし。

 つまり、掴んで、暴れさせて、落とす……までがエンタメだったのだ。中丸の指がなくならなくて、何よりである。

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