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ペヤングなのにつけ麺「とみ田」インスパイア系？ 新作3品レビュー
2023/02/05 13:00
カップ麺 ペヤング カップ麺一行３昧
ペヤングの「とみ田」インスパイア？ 「ペヤング 豚骨魚介やきそば」
最後にレビューするのは、「ペヤング 豚骨魚介やきそば」214円（税別）。ラーメン業界の定番フレーバーになりすぎて、数年後にはもはや国語の教科書に四文字熟語として掲載される勢いの「豚骨魚介」。
「魚介豚骨」だと昔からよく聞くフレーバーですが、「豚骨魚介」となると真っ先に思い浮かぶのが、名店の誉れ高くセブンプレミアムのカップ麺としてもおなじみの「中華蕎麦とみ田」。今回のペヤングは「とみ田」インスパイアといってもいいかもしれません。
重厚な豚骨ベースで醤油味のソースに魚粉の入った豚脂を加え、濃厚な「豚骨魚介」味のソースに仕上げています。豚骨が濃厚なのに対し、魚介が多少弱く映りましたが、本家の「とみ田」もブランド豚を用いて豚骨へシフトしていることを考えれば、「豚骨魚介」の最先端を意識しているのかもしれませんね。
豚骨と魚介がしっかり感じ取れるのはもちろんのこと、豚脂のコクや甘みが感じられるのも特徴的。特に甘みが強めで、後を引く味に作り上げられていました。「豚骨魚介」のつけ麺のスープも後を引く甘みがついていることが多く、今回はカップ焼そばながら、つけ麺の味がきちんと再現されています。
ペヤングが本格的な味を作ることにあまり違和感がなくなってきた今日このごろ……。
具は、メンマ、ナルト、ネギの組み合わせ。メンマは魚介と相性がよく、ネギの量が多くて目立っています。一方で、「豚骨魚介」のお店ではこだわりのチャーシューが入っているイメージが強いですが、今回は肉系の具がまったく入っていません。ボリュームは十分ですが、肉が入っていないので多少の物足りなさも残りました。
ペヤングの平穏はいつまで続く？
最近発売されたペヤングのうち、高校生とのコラボ2品と「豚骨魚介」の計3品を食べました。それぞれに「わかめ」、「干しエビ」、そして「豚骨魚介つけ麺のような甘み」という大きな特徴を有しており、特に「ガーリックシュリンプ味」の「大島の塩」を別添するアイデアは面白かったです。ペヤングのまじめ路線も堂に入ったものですよね。
まじめな創作商品が続くペヤングですが、その平穏な時がいつまでも続くわけではなさそうです。3月には久々にペヤングの本性丸出し（？）の商品が発売される模様で、ペヤングウォッチャーとしてこの連載でもしっかり追っていければと思います！
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カップ麺ブロガー＆ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern／「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」
最終更新：2023/02/27 19:54
