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二宮和也、岡田准一に続いてブルーリボン賞受賞も「ジャニーズパワー」批判起きず

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二宮和也

 嵐の二宮和也が24日、在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第65回ブルーリボン賞」の主演男優賞を受賞したことが発表された。これまでも俳優としての評価は高かったが、さらなる躍進につながりそうだ。

 二宮は、昨年主演した『ラーゲリより愛を込めて』と『TANG タング』の演技を評価されての初受賞。これを受けて、二宮は2005年にフジテレビ系ドラマ『優しい時間』に出演した際、同ドラマの脚本と原案を手がけた倉本聰氏から「お前はめちゃくちゃいい芝居をしているのに世の中に評価されていない。俺がブルーリボン賞をやる」と青いひもを巻いた台本を贈られたというエピソードを披露。初受賞ながら18年越しの「2回目のブルーリボン」だと明かし、当時から評価してくれていた倉本氏への感謝の思いを口にした。

 受賞発表後、Twitter上では「ニノちゃんブルーリボンおめでとう!」「ほんと、ラーゲリのニノの演技はすごかった!」「倉本聰さんからもらったブルーリボンの伏線回収が泣ける」などと祝福の声があふれ、トレンドワードに「#二宮和也」「#ブルーリボン賞」が入るなど反響が広がった。

 その一方、ジャニーズ初の受賞となった昨年の元V6・岡田准一に続いての「2年連続ジャニーズタレントの主演男優賞」ということで、批判が起きることも懸念された。今回のブルーリボン賞だけでなく、日本映画賞の最高峰「日本アカデミー賞」でも、2015年に岡田、2016年に二宮と2年連続で最優秀主演男優賞を受賞しており、うがった見方をされかねないためだ。

 しかし、ネット上では「岡田くんも二宮くんも実力あるので納得できる」「普通なら事務所パワーを疑っちゃうけど2人は演技うまいからね」といった意見が目立ち、まさに「実力で批判を封じ込めた」という状況になっている。

 二宮は、ビートたけしの恋愛小説を原作にした映画『アナログ』(2023年秋公開予定)に主演することが決定するなど、俳優業は今後も順風満帆の様子。演技への業界内の評価も高く、オファーが絶えることはなさそうだ。

 さらに、二宮は1月に自身が率いるYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」の生配信にて、今年の活動について「アルバム出したいね」「歌とか踊りをやりたいなという説あるよね」と言及。ファンからのソロコンサートを求める声を受けて、「アルバムを出して、ライブまでできたらすごいな」とコンサート開催に前向きな様子を見せていた。

 2月19日にも、二宮はラジオ番組で「じゃあやるか、ソロコンサート」と発言。「スタジアムツアーをしたい」とぶち上げ、「いや、満杯にするとは言ってないよ。(スタジアムで)食べ物フェスみたいのやってるところの一角で。それでもスタジアムツアーだから!」と冗談めかしたが、その後も「ドーム内の会議室でやる5大ドーム会議室ツアー」を考案するなど、ソロコンサートの話題で盛り上がっていた。

 二宮は昨年6月にソロカバーアルバム『○○と二宮と』をファンクラブ限定でリリースしており、それに加えて新アルバムを制作すれば十分にソロコンサートは開けそうだ。今年は好調な俳優業だけでなく、歌手としてもソロ活動が活発化する可能性がある。

 これはファンにとってはうれしい反面、複雑な部分もあるようだ。

 「ツアーが実現するかどうかは別にしても、二宮さんが口ぶりからするとソロでの音楽活動に乗り気になっているのは間違いないでしょう。となると、嵐の活動再開はまだまだ先と考えられます。もし再結集が想定されているなら、今年の11月からデビュー25周年イヤーが始まりますから、多忙な俳優業やグループ活動と並行して、ソロアルバムの制作やソロコンサートの開催までするのは現実的でない。無期限の活動休止となっているリーダーの大野智さんは、週刊誌で『沖縄の大規模リゾート事業に投資している』などと報じられており、タレントの副業を禁じているジャニーズとしては、このままの状態で復帰させるわけにはいかない。一部では、25周年イヤーに合わせて今年の秋から来年にかけて復活の動きがあると期待されていますが、現状を見ると難しいのではと思われます」(ジャニーズに詳しい芸能記者)

 二宮に限らず、メンバーの櫻井翔、相葉雅紀、松本潤はいずれもソロ活動が好調。ファンにすれば喜ばしいことなのだが、グループ活動再開はまだまだ先になってしまうかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/02/25 09:00
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