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手越祐也「テレビ助けたい」「イッテQならギャラ0円で出る」 謎の“上から目線”に賛否

手越祐也「テレビ助けたい」「イッテQならギャラ0円で出る」 謎の“上から目線”に賛否の画像
手越祐也

 元NEWSの手越祐也が、インタビューで「お世話になったテレビ業界が今つらい思いをしているのであれば助けたい」「恩返ししたいので『イッテQ』ならギャラ0円で出ます」などと発言し、ネット上で「『イッテQ』に復帰してほしい」「上から目線すぎる」と賛否が起きている。

 話題の発言があったのは、15日に配信された「マイナビニュース」のインタビュー記事。「一年中歌っていた」という昨年の音楽活動を振り返り、歌手としての成長や今後の展望などについて話が及んでいく中で、長らく関係が途切れている地上波テレビへの思いを語った。

 手越は、サッカー界を盛り上げたいというサッカー愛を語った流れから、またテレビ番組に出演したいかと訊ねられると、「あるといえばあるし、ないといえばない」と曖昧に回答。テレビに関心を持たない人が増えたとし、自身も「家でまったくテレビをつけない」としながらも、「テレビ業界にたくさんお世話になってきたので、テレビに戻りたいというのではなく、助けたいという思いがあります」と語った。

 特に、ジャニーズから独立する以前にレギュラー出演していた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)への思いが強いようで、宮川大輔とYouTubeなどでコラボしない理由について「大輔さんと次にもし一緒に番組をやるときは『イッテQ』と決めているので」と説明。現在も『イッテQ』ファミリーのグループLINEに入っているとも明かした。

 そして手越はあくまで“テレビ業界を助けたい”とし、「『イッテQ』に僕がいたほうが『楽しい』『見たい』と言ってくれる視聴者がいるなら、僕は別の活動で十分マネタイズできているのでギャラ0円で出ます。番組に対して恩返ししたいという思いがあるので」と、呼ばれればノーギャラでの出演でもいいという姿勢を見せた。

 これに対して、ネット上では「手越くんがイッテQに復活できるなら見たいなあ」「イッテQの手越はガチで面白かったから歓迎」といった好意的な意見が寄せられた。だが、それ以上に目立ったのが「謎の上から目線……テレビに未練たらたらに見える」「テレビ局が手越を使わないのはギャラの問題じゃないでしょ」「素直にテレビにまた出してくださいって言えばいいのに」といった辛辣な意見だ。

 手越といえば、2020年にジャニーズ事務所を退所してから地上波テレビでの露出は途絶えたが、YouTubeチャンネル「手越祐也チャンネル」の開設やフォトエッセイの出版、ソロでの音楽活動、脱毛サロンのプロデュースなど幅広い分野で活躍。だが、次第に勢いに陰りが見られるようになり、YouTubeの動画も再生数が伸び悩むようになった。

 2021年6月からは、YouTubeチャンネルの更新頻度を落とし、音楽活動に注力すると宣言。しかし、ネット上では「YouTuberとしてオワコンになったからでは」と揶揄され、実際にチャンネル登録者数は140万人近いにもかかわらず、今月投稿した3本の動画は再生数が2万~4万回前後(15日時点)という惨状となっている。また、手越がプロデュースしていた脱毛サロンが昨年5月に全店閉店となり、ビジネスでも行き詰まっているイメージとなってしまった。

 肝心の音楽活動についても、2021年12月に発売した初のソロオリジナルアルバム『NEW FRONTIER』はオリコン集計で初週売上1万1,553枚を記録したが、昨年10月にリリースしたミニアルバム『Music Connect』は初週売上4,117枚で半分以下に。今年4月5日に2ndオリジナルアルバムの発売を予定しているが、売れ行きは不透明な状況だ。

 イベント出演が多く、ツアーも盛況といわれているので懐事情が厳しいということはないのだろうが、外から見ると「独立当初の勢いを失ってしまった」という印象を受ける。そうした背景があるため、今回の発言に対して「テレビに戻りたいだけなのでは」と疑う人が多いようだ。

 また、昨年10月には「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が「TOKYO MXに手越自ら営業をかけ、番組が決まりかけていた」と報道。しかし、同局はNEWSの小山慶一郎が情報バラエティ番組『バラいろダンディ』にレギュラー出演するなどジャニーズ事務所と付き合いがあり、その影響で話が流れてしまったという。これが事実であれば、東京ローカルのTOKYO MXにすら断られているのに、「テレビを助けたい」というスタンスで『イッテQ』への出演を希望することに対して疑問が感じられなくもない。

 手越は良くも悪くもまっすぐな性格で知られているので「テレビに恩返しをしたい」という気持ちに偽りはないのだろうが、日テレをはじめとしたテレビ各局がこの“逆オファー”に応じることはあるのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/03/15 21:00
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