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ヒロド歩美アナ、“鶴の一声”で抜擢された『報ステ』は短命となる可能性も

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ヒロド歩美アナウンサー

 4月から朝日放送(ABCテレビ)を退職してフリーランスとなり、系列キー局のテレビ朝日が制作する『報道ステーション』のスポーツキャスターとなるヒロド歩美アナウンサー。注目の“出世”劇だが、実情は、短期で結果を出さないとすぐさま「クビ危機」に見舞われる立場なのだという。

 3月26日、2017年の放送開始よりレギュラーだった『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)を卒業となったヒロドアナは、次の仕事に向けて「WBC、東京五輪などスポーツキャスターとしてお伝えできましたので、次のステップに向かってしっかりと頑張っていきたいと思います」と挨拶。総合司会の東山紀之から、「経験、スポーツに対する愛情を『報道ステーション』で見せてくれるということですね」と期待を込めた言葉で見送られた。

 系列局からの大抜擢について、同局関係者は「早河洋代表取締役会長肝いりの人事案件です。鶴の一声で決まったと言っても過言ではない」と断言する。

 向上心が高く、さらに全国区を目指すヒロドアナにとってはまさに渡りに船だったが、華々しい転職とは対照的に猶予があるとは決して言えないのもまた事実のようだ。

「“テレ朝のドン”ともいわれる早河会長の意向には誰も背けない。ウッチャンナンチャン・内村光良との不倫が報じられたことで仕事を無くした徳永有美アナを『報ステ』に復帰させたのも早河会長の鶴の一声で決まったと言われています。しかし現場の評価はよくなく、2018年には月~木のメインキャスターに抜擢されたものの、2年と経たないうちに月~水に出演日が縮小され、さらにその翌年には金曜のみと週1の出演に。早河会長が諦めてさえしまえば、早々にお払い箱になるでしょう」(前出・同局関係者)

 『サンデーLIVE!!』を卒業して退路を断ったヒロドアナも、もう後戻りはできない。

「ヒロドアナが全国ネット番組でこれまで継続出演していた『熱闘甲子園』と『芸能人格付けチェック』のABC制作の2番組について、今後も出演するのか注目されていますが、ABCは3月23日の春改編会見において、関係各所と調整中として明言を避けました。そこには、後ろ足で砂をかけてABCを出て行ったヒロドアナを起用したくない思惑が見え隠れします。一方でヒロドアナの強みは大物からの覚えがめでたいこと。『芸能人格付けチェック』はメインMCのダウンタウン・浜田雅功がヒロドアナに全幅の信頼を寄せている。浜田がアシスタントにヒロドを指名した場合、制作サイドも無視できないでしょう」

 フランクな性格と押しの強い取材力はヒロドアナにとって大きな武器だが、フリーということもあり、ある日突然ハシゴを外される怖さもまた感じながらの船出となりそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/03/27 19:00
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