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元関ジャニ∞渋谷すばるが「アイドル時代よりもアイドルっぽい」訳

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渋谷すばる 公式サイトより

 結成20周年を迎え、今ではジャニーズ事務所の主要グループの1つとなった関ジャニ∞。脱退したメンバーも多いが彼らも、順風満々にアフタージャニーズ活動を続けてきていたようだが、ここのところ渋谷すばるのソロ活動に、行き詰まりとも取れる状況があってファンから心配されている。

「ここのところ音源のセールスが振るわず、2022年に所属していたレコード会社・ワーナーミュージック・ジャパンとの契約が終わってしまったことが発端で、心配したファからそういった噂がたっているようです。本人は規模もそこまで大きくないですがこれからオフィシャルファンクラブイベントを5都市で控えており、地道に音楽活動は続けているますが……。2021年には結婚、昨年には子どもが生まれ、私生活は順調そうですが、仕事はというとコロナのおかげで“大赤字”な時もあったそうで、渋谷くんのファンクラブ『Shubabu』の会員数も以前より激減していると報じられていますね」(芸能レポーター)

 アイドルだけでなく多くのアーティストも「結婚するとファンが大量に減る」というメーケティング結果のとおりになってしまったのか。やはりジャニーズという強大な後押しもない中で、毎年あったアルバム発売も途絶え、新曲もデジタル配信に留まっている。

 昨年WOWOWで放送された『SUMMER SONIC 2022』では、 渋谷の出演時だけ客席が映されず「待機入場制限を覚悟してたら閑散としていた」と、集客がイマイチだったというファンの声もある。

 これまでの活動で「チケットがライブ直前まで完売していない」や、昨年秋のライブツアーでは「1席飛ばしですら空席が目立つ窮状」との声も。

 今年2月にはファンクラブ会員限定で女装写真本『裏ぼん♯1』を発売し、化粧姿を披露したがこれも迷走と捉えられている。また、会員が購入できる渋谷のオフィシャルグッズも等身大のタオルやクリアファイルなど、アーティストというよりはどうにもアイドル路線に軌道修正しているような品も並ぶ。

 おまけに、ソロで使うアーティスト写真には関ジャニ∞時代のメンバーカラーだった赤を取り入れ、上目遣いで可愛らしく仕上げており、アイドル時代よりもアイドルっぽいと評判なのだ。独立後1作目のアルバムのジャケットは、イラストの描かれた紙で隠された股間のドアップだったのが懐かしい。

 何が引っかかるのかというと、渋谷自身がアイドル時代のことをイジられるのが嫌いで有名なのだ。

「一部のファンから過去のことを執拗にメッセージされて、公式ツイッターを突然削除したり、すばるくんのインスタグラムに『∞のマークに見えて萌える』とコメントしたファン複数人をブロックして、コメント欄に制限をかけたり、どんだけ過去を遮断したいんだと話題になりました。もちろん、いまだにインタビューなどでも“関ジャニ∞”やメンバーの名前などはNGワードということになっているそうですよ。退所したときは『実力派の渋谷は大丈夫』といわれてきましたが、彼の極端なふるまいに徐々にファンたちから不満の声があがってきている状態です」(芸能記者)

 3rdアルバムに収録されている『2021.01.23』には『外に出て分かった 絆なんて無かった』という歌詞があり「メンバーとの絶縁を匂わせている!」と、エイター(関ジャニ∞のファンの呼称)の間で話題になった。

 この時も、渋谷の新しいツイッターアカウントで、それが関ジャニ∞のことなのか質問をしたファンをブロックしたともっぱらだった。

 そこまで“アイドル臭”を消したかったと噂になるくらいだったのに、最近の渋谷のちょっとした変化は、ファンたちをドギマギさせてしまっている。

「村上信五くんのライブでの決め台詞”バカになろうぜ!”を匂わせた”カバになろうぜ!”のフレーズを使ったり、今までさんざんエイターと距離を置き、受け取り方によっては切り捨てる様な言動をしてきたのに、今更エイターを取り込もうとしている」と一部の古参ファンからは強めな批判の声が……。

 ジャニーズを辞める際はメンバー同席で会見も開き、円満だったとされている渋谷の退所後の不可解な言動が、見守っていた人たちの心を長いこと揺さぶり続けてきた結果では、ともいわれている。

「音楽語学留学を理由に脱退したにも関わらず、ジャニーズ退社後からソロ活動前の観光旅行といった感じでしたよね。帰国後には作詞作曲を全て手掛けたアルバムを発表しましたが、赤西仁くんみたいにガッツリ拠点を移して英語を勉強し続け、海外テイストを加える感じでもなくて結局、やっぱり自由人または事務所を辞める表面的な口実でしかなかったのかなって印象になっています。“学校以外でも学べる事がある”って逆ギレ状態だったらしいですが、独立後に予定していたライブツアーの海外公演はコロナの影響で中止になり、もう海外熱は冷めちゃったんですかね」(同前・リポーター)

 こだわりや芯の強さは渋谷の良さでもあるが、ジャニーズ時代からソロになっても自分のプロモーション活動に否定的なスタンスを取ったりするなどが、自分の活躍する場を自分で狭めてしまっているのではないだろうか。

「ジャニーズ時代から安定した人気だったしソロ活動の始まりも順調だったから、本人からすると『何も変わらず自分をつらぬいてるだけなのに』って感じかもしれませんね。やっぱりジャニーズのタレントって、ある程度の年齢になると『自分は何も持ってない』ということに悩んでしまうみたいです。本人たちもそれぞれ事務所が求めるアイドルとして努力を重ねてきていますが、それはどうしても業界最大手の事務所が用意した舞台の上での話。特に最近のジャニタレは、他事務所の“役者”や“アーティスト”と交流が盛んなので、実力でのし上がってきた同世代の仲間と比較してしまうんですよ。松本潤さんなんかも、一時期はそれで悩んでいました。

 もともと硬派な渋谷さんも、ソロになってさすがに壁にぶつかっているんでしょう。今、彼を仕事で支えている関ジャニ∞のレーベルの元ブレーンや家族、自分の音楽のためにも、己の未知、だけではなく多様な色を増やしていくこともせざるを得ない状況になったということでしょう。その中で、毎月固定の収入が見込めるファンクラブ商法がメインになってしまうのは必然ですよね」(芸能プロ関係者)

 渋谷に限らず、また、ジャニーズに残っていてもいなくても、年齢を重ねたジャニタレたちはみなほとんど、アイドル時代と比べれば圧倒的に活動の幅が狭くなっていく。

 渋谷のアイドル回帰路線は功を奏すだろうか。

 

 

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/04/09 07:00
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