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芦田愛菜、政治学科進学で盛り上がる「キャスター待望論」は実現するのか

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芦田愛菜(Getty Imagesより)

 芦田愛菜が4月から慶應義塾大学法学部の政治学科に進学したが、「政治学科」を選んだことで将来的なキャスター業への進出を期待する声が高まっているようだ。一部では「news zeroが獲得に動いている」との情報まで飛び交っている。

 芦田は2017年に偏差値70以上の難関中学に複数合格し、その中から慶應義塾中等部に入学。名門の慶應義塾女子高校に進んで優秀な成績で3月に卒業し、慶大法学部の政治学科に進学した。これまでは仕事と学業を両立させるため、テレビのレギュラーは『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)だけに絞っていたが、今後は高校時代よりも時間に余裕ができるとみられている。

 芦田は圧倒的な好感度の高さによって、仕事をセーブしているのに「2022年~2023年の年末年始TV-CMタレントランキング」(エム・データ調べ)で1位に輝くなど、すさまじいCM人気を誇っている。スポンサー受けが抜群となれば、テレビ局が放っておくはずもなく、先日は、日本テレビが今夏に放送する大型特番『24時間テレビ』のチャリティーパーソナリティーに芦田を起用すると発表した。

 そんな中、テレビ業界では「キャスター待望論」が盛り上がっている。慶大法学部の政治学科は、元NHKの田中泉アナや日本テレビの徳島えりかアナ、フジテレビの松村未央アナ、テレビ朝日の弘中綾香アナら多くのアナウンサーを輩出しており、ジャーナリストの木村太郎氏や読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏ら報道系の人材も目立つ。橋本龍太郎元首相や自民党の甘利明前幹事長ら政治家の出身者も多い。

 そうした背景から、各局の報道番組スタッフから「愛菜ちゃんにコメンテーターやキャスターになってほしい」という声が上がっているというのだ。実際、発売中の「女性自身」(光文社)は「日テレが“芦田さんを『news zero』の曜日キャスターに”とラブコールを送っている」などと報じ、月曜キャスターを務めている嵐・櫻井翔と“二枚看板”にするべく動いていると伝えている。まだ大学1年生なので気の早い話かと思われたが、同記事では「10月ごろにでも実現できればと目論んでいる」と、具体的な時期にまで言及されている。

 さすがにキャスターは時期尚早な気がしなくもないが、特番への出演ならあり得なくはない。日テレは選挙特番でも櫻井を起用しており、そこに芦田が加わるようなことになれば、注目度が跳ね上がるだろう。2011年の大ヒットドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で芦田と共演していた鈴木福は同じ慶應大学に進学し、この4月から朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の曜日レギュラーになっている。となれば、芦田の「報道系番組への出演」に期待がかかるのも理解できる。

 ただ、こうした盛り上がりに疑問を呈する声もある。芦田は芸能界トップ級の「クリーンなイメージ」の持ち主で、それがスポンサー受けのよさや視聴者からの好感度につながり、CMオファーが殺到している。報道番組などで政治について意見を述べるとなると、どの立場から語ったとしても必ず賛否が起き、思わぬ失言によって炎上するリスクもある。現在の「誰からも好かれる愛菜ちゃん」というポジションでなくなれば、CM需要が落ち込むおそれもあるだろう。

 芦田に強い意志がないかぎり、急いで報道番組に進出する理由はないようにも思える。むしろ、業界内では「大学生活に慣れたら女優業を活発化させるのでは」との見方があるようだ。事実、日本テレビでは7月期に、2019年にヒットした同局のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です』のスタッフが再結集して新ドラマが企画されていると報じられており、制作サイドが芦田に熱烈なオファーを出しているとの情報が流れている。『24時間テレビ』に出演することも考えると、芦田がこの7月期の日テレドラマに出演するという可能性はありそうだ。

 この新ドラマに出演しないとしても、もともと演技力の評価は非常に高く、2022年にも、先日、日本映画批評家大賞の作品賞に輝いた主演映画『メタモルフォーゼの縁側』が公開されたほか、NHKで単発の主演ドラマ『エンディングカット』も放送されただけに、俳優業への意欲は高いとみられる。時間に余裕ができれば、演技の仕事を増やす可能性のほうが高いだろう。

 それでも、業界内やメディア上での「キャスター待望論」は収まる気配がなく、『24時間テレビ』出演で日テレとの関係が深まることから「news zeroがラブコール」という報道にも信憑性が感じられなくもない。はたして芦田はどのような方向に進んでいくのか、今後も業界の内外で注目されそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/29 09:00
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