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滝沢秀明「子どもだらけのオーディション映像」は“退所組との合流”の目くらまし?

滝沢秀明「子どもだらけのオーディション映像」は“退所組との合流”の目くらまし?の画像
滝沢秀明氏

 ジャニーズ事務所元副社長の滝沢秀明氏が設立した「TOBE(トゥービー)」が、4月に東京でのオーディション風景を公開したのに続き、5月7日には大阪でのオーディション風景を公開。どちらも参加者がほぼ少年であることから、古巣との“対立姿勢”を固めたとの見方が強まっている。

 昨年、ジャニーズ事務所を退社した滝沢氏は今年3月21日、「僕はやはりもう一度エンターテインメントの人生を歩もうと決意いたしました。自分の覚悟と皆様の期待を背負い、新人募集をし、アーティストをプロデュースする会社を立ち上げました」などとして、TOBEの設立を発表。公式ウェブサイトなども公開され、常時募集の形で新人オーディションを開くことが話題になった。

「応募資格などには年齢・性別についての条項はなく、『日本国内在住』『審査過程においてテレビ・WEB・その他媒体にて出演可能な方』『特定の芸能プロダクション等の団体に所属または契約されている方は応募いただけません』といった条件のみ。実際、応募フォームにあるのは、名前・生年月日・住所・電話番号のほかは写真、自己PR、応募動機などのみで、性別を入力する欄もありません。親権者の同意を確認する項目があるのは、ジャニーズに応募する層がTOBEにスライドする形を想定していたからでしょう。公開されたオーディション映像でも見当たるのはかなり年若い子どもたちがほとんどで、少年が中心。オーディション過程も、経験に関係なくダンスを踊ったり、また特技披露をさせたりするあたりは『まんまジャニーズ』『これはまさにジュニアのオーディション』と指摘されており、創業者であるジャニー喜多川前社長から受け継がれてきた“ジャニーイズム”をTOBEでも発揮させるのではと見られています」(女性誌記者)

 こうしたことから、古巣のジャニーズ事務所と真っ向からぶつかる姿勢を見せていると話題になっているが、一方で、ここ最近増えているジャニーズ退所者の受け入れ先にならないのではとの見方も出始めている。

「あくまで“新人募集”を強調している姿勢から、退所者と合流するセンは消えたというわけです。ジャニーズ流の育成方法で新人開発を行うよりも、退所者と契約するほうが明らかにジャニーズ事務所との間に波風が立ちますからね」(同)

 ただ、むしろそこに滝沢氏の“戦略”があるのではないかとの指摘もあるようだ。

「そもそも滝沢は退社発表直後から新会社を設立するとたびたび報じられるも、『新会社??何の話し?俺は休みたいんだよ~』とすっとぼけていた。SNSを開設してファンと交流を図った際も、今は何もしてないなどとうそぶいていたが、TOBEの公式サイトのドメインは昨年11月には取得されており、昨年の時点で新会社設立に向けて動いていたのは明らか。そういう滝沢であれば、ジャニーズJr.のオーディションを彷彿とさせる動画を公開したのも“意図的”だとも考えられる」(芸能記者)

 滝沢氏は、こうした「子どもたちばかり」のオーディション動画を公開する裏で、5月2日に退所した三宅健、年内退所とされるジャニーズJr.ユニット・IMPACTorsなどと合流を図る可能性がやはり高いという。

「滝沢とユニットを組んだり、『滝沢歌舞伎』でも共演していた三宅は、昨年4月に個人事務所を設立済み。また、ジャニーズJr.のプロデュースを主に担う『ジャニーズアイランド』の社長を滝沢が務めていた時代には、滝沢からの誘いを受けてジャニーズJr.のオーディションに面接官として参加したこともあり、滝沢のビジョンの理解者でもある。TOBEに直接所属しなくとも、お互いに力を貸し合う形になるとみられる。

 また、名付け親となるなど滝沢が育ててきたIMPACTorsは、時期は不明ながら7人全員での退所が決定しているが、先日発売されたアイドル誌のインタビューでも『ボクらは元気』『恩返しもまだまだ足りないと思ってるし、どこかで必ず果たしたい』『これからも7人を信じて、ついてきてくれたらうれしい』などとファンにメッセージを送っており、退所後もグループで活動を継続する意向を匂わせている。そもそも滝沢の退社のきっかけとなったひとつに、IMPACTorsの単独公演開催をめぐる事務所との対立があったとされており、“男気”のある滝沢が、事務所を辞めても芸能活動継続を考えている彼らをサポートしないわけがない。

 三宅にしろ、IMPACTorsにしろ、いま前面に出している“新人発掘”とは別で滝沢は動いているはず」(ジャニーズに詳しい芸能記者)

 今年1月には元KAT-TUNの赤西仁との“再会”も話題になるなど、その動向が注目されている滝沢氏。彼が築こうとしている「新たな時代」「新しい世界」は芸能界の業界地図を一気に塗り替えてしまうかもしれない?

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2023/06/01 03:16
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