Hey! Say! JUMP有岡大貴だけじゃない、スケープゴートにされるジャニーズの熱愛報道

　もはや収拾がつかない状況の、ジャニーズ事務所の性加害騒動。各マスコミの報道も加熱し、元ジャニーズタレントなども次々と登場している。

　そんな中、女性週刊誌「女性セブン」2023年6月15日号（小学館）に、気になる記事が掲載された。Hey! Say! JUMP有岡大貴の熱愛報道だ。

「有岡と、俳優の松岡茉優の交際記事が掲載されました。2人の熱愛報道はセブンが2018年12月に報じていたもので、“続報”という形を取られている。しかし、新たなスクープ写真などはなく、新たな情報としては松岡が最近引っ越しをしたということだけ。なぜわざわざセブンがこの熱愛を蒸し返すような記事を掲載したのかがわからないところで、有岡のファンもSNSなどで戸惑いを見せています」（スポーツ紙記者）

　この報道には、ジャニーズ事務所がなんらかの“仕掛け”を行った疑惑が持たれている。

「そもそも、有岡の熱愛が掲載された号では、ジャニーズ事務所のアイドル・なにわ男子の西畑大吾がグラビアを務めている。また、トニセン（20th Century）のグラビアも掲載されています。そんなジャニーズとベッタリな雑誌で有岡の熱愛報道が掲載されるのもおかしな話。普通であれば、所属タレントのグラビアを引き上げる騒ぎになりますよ。要すれば、ジャニーズ事務所も今回の有岡の熱愛記事の掲載を“認めて”いるということになる。そうなれば、ジャニーズが有岡にお灸を据えるために記事を掲載させたか、もしくは何かしらの策略があって情報を渡したということになります」（週刊誌記者）

　記事には、有岡と松岡は、すでに7年間に渡って交際を続けているとのこと。そうなれば、ジャニーズ事務所が2人を別れさせるために、この情報を提供したことも考えられるがーーテレビ関係者はまったく“逆”の情報を耳に挟んでいるという。

「現在、性加害騒動で揺れているジャニーズですが、事務所が主導してタレントの熱愛記事を頻繁に出していくという話がある。特に、今回の松岡のように女性人気も高い俳優や、一般人など交際相手として批判を受けそうにない場合は、定期的に熱愛や結婚予測の記事を書かせるつもりのようです。背景には、少しでも性加害報道からファンの目を逸らしたい思惑もある。また、タレントのプライベート、つまり恋愛や結婚にも寛大になったことをアピールしたい事情もあるようです」（民放関係者）

　これまでは、創業者の故ジャニー喜多川氏の考えもあり、タレントの熱愛や結婚報道には無視を貫いてきたジャニーズ事務所。その体制に、藤島ジュリー景子社長は変革をもたらしたい考えのようだ。

「最近では嵐のメンバーが結婚や子どもの誕生をしっかりと報告していますが、ジュリー氏の指示でリリースを出すようにした結果です。過去には、木村拓哉が結婚や子の誕生を隠していたことから、事務所のルールが異常だとバッシングを受けたこともある。そういった意味でもジュリー氏は、タレントの熱愛や結婚をしっかりと報告する方針に舵を切り始めた。今回の有岡の熱愛記事も、ファンは困惑していますが、松岡の好感度が高いのでおおむねおめでたいこととして捉えられている。“正常”な芸能事務所であることをアピールするためにも、熱愛記事をうまく利用しているんです」（同上）

　今後も、熱愛疑惑があり、結婚が近いタレントは、有岡のように利用される可能性が高いという。ジャニーズ事務所が手を組んでいる女性週刊誌を中心に、さまざまなタレントの熱愛記事が連発されそうだ。

「現在、関ジャニ∞の大倉忠義と広瀬アリスの記事を準備している週刊誌があるという噂。さらに脱退・退所報道も出たKis-My-Ft2北山宏光と内田理央は、破局報道もありましたが関係は続いていて、これも報道される可能性が高い。ジャニーズの宿敵である『週刊文春』（文藝春秋）にスクープされてしまったNEWS小山慶一郎とAAA（トリプルエー）宇野実彩子の関係も、女性週刊誌でガッツリ報じられるようです」（スポーツ紙記者）

　さらに、結婚スクープを報じられそうなのが、中山優馬だという。

「今年、ソロデビュー10周年を迎えた中山ですが、9年交際しているという年上女性との熱愛報道が出て、ラジオで交際を認めるという異例の対応を見せていた。結婚も年内だと言われています。また、小山と宇野も結婚秒読みで、事務所が調整に入ったという話。今年は、例年になくジャニーズタレントの結婚報道が多くなりそうです」（週刊誌記者）

　事務所の都合で振り回されるタレントたちだが、恋愛や結婚がしやすくなるのはうれしいことだろう。果たして、次にスクープされるのは誰になるのか？

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小林真一（フリーライター）

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち