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山口組問題で久々の動き…神戸山口組を攻撃したのはまたも「竹中組の伝統を継ぐ武闘派組織」だった

二代目宅見組長? 絆會会長? SNSで話題となった写真(モザイク処理は編集部)

 不穏な動きは、6月29日に起きた。神戸市北区にある神戸山口組の井上邦雄組長の自宅にガソリンのような液体をまき、火を放とうとしたとして、六代目山口組系二代目篠原会組員、竹内一元容疑者が放火予備の疑い逮捕されたのだ。

 怪我人などは出ていないが、「六代目山口組サイドは神戸山口組に対する攻撃をやめてはいない」という意思表示とも受け取れる。このところ沈静化していた山口組分裂問題が再び動き出したということだろうか。

 関係者の話によれば、竹内容疑者は過去にも煽り運転で愛知県警にも逮捕されている人物。ここで注目されるのは、竹内容疑者が所属する二代目篠原会の上部団体である二代目竹中組。竹中組といえば、あの四代目山口組・竹中正久組長が創設した武闘派組織である。

 それゆえ、傘下組織である二代目篠原も分裂問題における武闘派ぶりも目まぐるしかった。2019年11月には、兵庫県尼崎市内で神戸山口組の古川恵一幹部をマシンガンで射殺。逮捕されたのは、元篠原会組員だった。翌年の20年8月には山口県岩国市で当時、神戸山口組系組織だった二代目木村會幹部に発砲。事件から2日後に拳銃を持って出頭してきたのも元篠原会組員であった。そんな篠原会とは一体どういった組織なのか。事情を知る関係者に話を聞いた。

 「名古屋に本拠地を構える組織で、初代篠原会は、山健組の中枢だった二代目生島組で舎弟頭を務めていた。その頃から名古屋勢として、とにかくうるさい組として業界内では知られていた」

 そして、二代目体制下で起こった山口組分裂問題に伴い、生島組から脱退。六代目山口組に復帰し、二代目竹中組へと参画したという。そこからさらに勢力を拡大させていると前出の関係者は話す。

 「さらに絆會から脱退した組員らが二代目篠原会に加入したという話も聞いている。それほどの組織力があるからこそ、三次団体でありながら、神戸山口組に対して三度も攻撃を仕掛けられるのではないか」

 一方で、井上組長宅への放火未遂事件が起きた前日、神戸山口組から離脱し、現在は一本として活動している二代目宅見組の入江禎組長と絆會の織田絆誠会長が神戸市長田区で密会したという情報が、SNS上で拡散された。

 「その際に、神戸市長田区のファミリーマートで撮られたと見られる写真も出回り、これは入江組長だ、いや織田会長だと話題になっていました」(地元記者)

 今回の騒動を見ても、山口組はあくまで神戸山口組が解散するまで、攻撃の手を緩める気はないということが見てとれる。対する神戸山口組は組織力が激しく衰退していく中でも解散しようとはしていない。といって、六代目山口組に対して、報復を見せる動きもとっていない。

 この8月で8年を迎えることになる山口組分裂問題。その最終局面を迎えたといわれてからも随分の歳月が流れた。やはり、どれだけ神戸山口組が弱体化したとしても、井上組長が渡世から引退し、神戸山口組が解散しない限り、山口組分裂問題は続いていくということだろうか。

(文=山口組問題特別取材班)

ヤクザ業界をフィールドとする作家、ライターおよび編集者による取材チーム。2015年の山口組分裂騒動以降、同問題の長期的に取材してきた。共著に『相剋 山口組分裂・激動の365日』(サイゾー)がある。

やまぐちぐみもんだいとくべつしゅざいはん

最終更新:2023/07/08 11:01
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