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橋本環奈、朝ドラに民放主演、海外で舞台も…「女優として引っ張りだこ」なワケ

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橋本環奈

 NHKが2024年後期に放送する連続テレビ小説を今月9日に発表。橋本環奈が主演を務める『おむすび』という作品で、橋本は朝ドラ初出演で初主演となる。

 111作目の朝ドラとなる『おむすび』は平成の福岡、神戸、大阪を舞台に、どんな困難も明るく乗り越える「ギャル」が栄養士となり成長していく姿を描く物語。橋本は「朝ドラヒロインらしく、あとはギャルなので明るく楽しく、元気のいい一日のスタートが切れるように、明るい朝を届けたいと思っています」と意気込みを語った。

 脚本を手掛けるのは、『監察医朝顔』シリーズ(フジテレビ系)や『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)、『正直不動産』(NHK総合)などで知られる根本ノンジ氏。かつて瀧本美織主演の『てっぱん』(2010年~2011年)に脚本協力で関わったことはあるが、朝ドラでメイン脚本を担当するのはこちらもこれが初めて。

「橋本は記者会見で『NHKで初めてドラマに出演させていただきます』と挨拶。しかし、実はすでに2020年8月に戦後75周年企画として総合で放送された『戦争童画集 ~75年目のショートストーリー~』というオムニバスドラマに出演していたが、教養番組的な側面が強かったためか、カウントしていないのかもしれない。ここで沖縄戦パートの少女を演じた黒島結菜がその1年半後に朝ドラ主演の大役を担ったことも記憶に新しいところ。それ以前から朝ドラに大河とNHKドラマに重用されてきた黒島と違い、橋本はNHKドラマとは縁がなかったが、2014年にEテレの番組司会を務めたり、2016年にはBSプレミアムでドキュメンタリーが放送されるなど、NHKそのものとの関係性は深く、大方の見方どおり昨年末の『NHK紅白歌合戦』での司会抜擢は今回の朝ドラ主演とも関連した動きだったのだろう」(テレビ誌記者)

 その数日後には、橋本が10月スタート予定のカンテレ・フジテレビ系月曜10ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』に主演することも発表された。こちらは緊縮財政の一環として所轄署の経費削減の特命(トクメイ)を背負うことになる特別会計係の警察官が主人公となる新感覚の刑事ドラマ。橋本がフジテレビ系連続ドラマで主演を務めるのも今回が初めてだ。

 さらに、橋本と上白石萌音がダブルキャストで主演を務めた『舞台 千と千尋の神隠し Spirited Away』が、英ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムで来年4月から7月まで上演されることも先日発表されたばかり。同舞台は昨年初演されたが、今年8月には愛知・御園座、来年3月には東京・帝国劇場での再演が決まっており、さらに今回のロンドン公演に合わせて来年4月から6月にかけて福岡、大阪、北海道などでも上演されるというから大忙しだ。

「橋本は今年4月期に『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)で地上波連ドラ初主演を務めたばかり。朝ドラ『おむすび』の撮影は来春からとのことだが、『舞台 千と千尋の神隠し』で日本全国、はては英国と行き来しつつ、合間に『トクメイ!』『おむすび』の撮影もこなすということで相当なハードスケジュールとなりそう。

 もともと女優としての評価はそこまで高くなかったが、ここに来て急激に出演作が増えている背景にあるのは、やはり圧倒的な好感度の高さ。SNSフォロワー数も多く、若年層からお年寄りまで認知されている知名度も強みで、特に『紅白』司会を完璧にこなしたことでさらに株を上げた。CM契約社数も多く、タレントイメージが強かったが、ここ数年はシリアスな役柄にも挑戦し、演技力も地道にアップしてきている。『王様に捧ぐ薬指』はTVerでの見逃し配信の再生回数で4-6月期の総合2位となる大反響を得ており、3500万回以上という総再生回数は1-3月期の総合1位となった『ブラッシュアップ』(日本テレビ系)をも上回る数字でTBSはニンマリ。『紅白』からさらに勢いに乗っていることは明らかで、オファーも殺到しているようだ」(テレビ局関係者)

 橋本といえば、昨年に俳優の中川大志との熱愛が一部で報じられ、男性ファンが減るのではとの懸念の声もあったが……。

「交際のきっかけとなった昨年12月公開の映画『ブラックナイトパレード』は大規模な上映館数だったものの興行収入は10億にも届かなかったが、不振の原因は、ヒロイン役の橋本の熱愛発覚が影響したというより、当たり外れが激しい福田雄一監督の演出・脚本によるところが大きい印象。また、橋本は圧倒的なルックスとサバサバしたキャラクターで同性の支持も高く、『王様に捧ぐ薬指』もHey! Say! JUMP・山田涼介との共演ということで本来ならファンの嫉妬の対象となりそうなものだが、美男美女でお似合いだと、劇中のラブラブぶりもむしろ歓迎された。来月にはジャニーズWEST・重岡大毅とのW主演映画『禁じられた遊び』も公開されるが、ジャニーズとの共演が多いのはそうした女性人気の高さもあるだろう。中川とはお互い独身で、健全な男女の交際として山崎賢人と広瀬すずのように世間からは温かく見守られているし、熱愛発覚ぐらいで仕事に影響が出るような時代ではなくなったのも大きい」(女性誌記者)

 さらに意外な要因も好影響を及ぼしているとの見方も……。

「昨年はいろんな芸能事務所がガーシー被告による“暴露”配信に頭を悩ませたが、橋本についても仄めかされたことがあった。結局、橋本に関する具体的な“暴露”は飛び出さなかったが、それはおそらく確固たる証拠のない噂バナシ程度の内容だったか、もしくは内容そのものが大したことのないものだったからだろう。昨年末は『紅白』もあり、橋本の話題を出すならインパクト最大のタイミングも合ったはずなのにスルーしたわけだから、むしろ橋本にとって醜聞ゼロの印象を与えた格好ともいえる」(芸能記者)

 多忙のあまり、中川と破局しないかが危惧されるところだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/08/15 11:00
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