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前田敦子が“民放で最も使いたい女優”に?広末涼子の後釜としても注目される事情

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前田敦子

 AKB48では国民的人気のアイドルとして活躍し、卒業後は俳優業で活躍している前田敦子。結婚や出産、さらには離婚を経験してシングルマザーになるなど、元アイドルとしては波乱の芸能生活を送っている。

 そんな前田が、いま俳優として大きな転換期を迎えている。今年に入ってからは、ドラマだけでも『ウツボラ』(WOWOWプライム)をはじめ、『かしましめし』(テレビ東京系)、『育休刑事』(NHK総合・NHK BS4K)、現在放送中の『彼女たちの犯罪』(読売テレビ)に出演。

 その他にも、企画、監督、脚本を宮藤官九郎が務めた『季節のない街』(Disney+)、さらに映画に出演するなど信じられないペースで作品に参加している。

 「主演が少ないので目立っていませんが、名バイプレーヤーの女性俳優としていま一番人気がある。AKB48を卒業したてのころは、セリフも棒読みでお世辞にも良い俳優だとの評価はなかった。ただ、黒沢清監督の作品などに出るようになって鍛えられ、クリエイターたちから注目を集めるようになった。特に等身大の演技に定評があり、映画『もっと超越した所へ。』で見せた、ダメ恋愛体質の女性は抜群のリアル感を醸し出した。喜怒哀楽が激しい演技が上手く、アイドルという虚構の世界で長年トップを務めた前田だからこそできる演技を各作品で見せるようになっている」(民放関係者)

 かつて、AKB48時代は感情の起伏が激しく、周囲のスタッフやメンバーにも当たり散らしていた逸話を持つ前田。そのエキセントリックな性格は俳優になってからも変わらず、離婚騒動を起こしているときには、夫だった勝地涼と壮絶な喧嘩を何度かスクープされている。

 「周囲の友人もひくほどに2人の喧嘩は凄まじく、前田が鬼の形相で睨みつけている写真を週刊誌にスクープされたこともあった。ただ、そこまでいがみ合って離婚しても、子どもと共に現在でも3人で食事をするなど関係は良好で関係者を驚かせている。プライベートも一筋縄ではいかない前田を、映画の撮影に古くから関わっている古参スタッフは樹木希林や大竹しのぶのような独特の雰囲気がある俳優だと可愛がっている。出産や離婚を経て演技に深みもでて、制作陣からの評価は高くさまざまな作品に呼ばれているようです」(同上)

 そんな前田は、世界的に人気の高い映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念して制作される、『連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~』(WOWOW)に出演が決定した。小津作品をドラマリメイクする企画で、前田は1933年に公開された『非常線の女』に参加。監督は、『ぜんぶ、ボクのせい』、『Winny』など話題作を手がけ天才と称される松本優作氏が務める。

 「前田が演じる主人公の時子は、昼は歯科助手をしながら夜は恋人と美人局など悪事を働く謎めいた女性。かなり難しい役ですが、松本監督からの希望で前田がキャスティングされたという話です。共演するのは演技派の高良健吾で、WOWOWもかなり力が入った作品として話題だ。官能的な演技を見せた『ウツボラ』が好評だったようで、WOWOWのドラマプロデューサーに前田はかなり気に入れられています」(スポーツ紙記者)

 役者として評価が急上昇している前田だが、ここに来てさらに追い風が吹いているという。あの、有名俳優が巻き起こした不倫騒動と関係があるという。

 「広末涼子が不倫騒動を起こし、ドラマや映画の世界から干されている。泥沼の不倫劇だったので好感度が急落して、数年にかけて俳優業は難しいと言われている。そんな中、妻や母親役ができる俳優として、前田が広末の後を担えると注目されています。前田はキャリアを重ねて今年32歳になったが、妻や母親役も増えてきている。現在放送中の『彼女たちの犯罪』では、夫の不倫と不妊に悩む女性を演じている。悲壮感がありどこか狂気を纏っている神野由香里役は適任で、主演の深川麻衣を完全に喰ってしまっている存在感がある。また、プライベートでも子どもを持つ前田は母親役もできる。広末が干されたことで、民放のドラマプロデューサーが注目して、来年以降のキャスティングが増えそうだと言われています」(民放関係者)

 トップアイドルから、大人の俳優として進化を続けている前田。活躍の裏には、事務所をやめてフリーランスになったことが関係しているという。

 「前田がいた太田プロは、AKB48で天下を取ったときからの付き合いで良くも悪くも過保護にマネージメントして飼い殺しにしていた。前田は、2021年にフリーになってから仕事をなんでも入れるようになり、それが演技力アップに繋がっている。また、現在は釣りが趣味で突然に2級小型船舶操縦士免許を取得。離婚した勝地とも頻繁に会っていますし、そういった本来の自由奔放な性格を事務所から抜けることで開放できたんです。これまでは、事務所の方針もありかなりイメージ戦略を植え付けられていた。そういったしばりが無くなったことで、前田は俳優として急激にレベルアップできた」(スポーツ紙記者)

 かつては誰もが知るトップアイドルとして活躍した前田だが、今度は俳優として天下を取る日が近い将来に訪れるかもしれない。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2023/08/30 13:00
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