阪神ファン呆然! 優勝試合「地上波中継なし」の危機に在阪テレビ局はどう動くのか
#プロ野球 #阪神タイガース
急激に優勝マジックを減らしている阪神だが、虎ファンが大きな難題に直面している。
9月10日、甲子園でのセ・リーグ2位の広島戦直接対決にも勝利し、9月に入って負けなしの8連勝と、やることなすことすべてがハマっている。岡田彰布監督も「マジックの数が片手になったよな」とたいそうご満悦だったが、ファンの胸中はおだやかではない。問題は歓喜の瞬間がお茶の間で見られない可能性が出てきているからだ。
在阪テレビ局関係者が解説する。
「9月12日からの巨人3連戦はいずれも関西ローカルで地上波テレビ中継があります。初戦は毎日放送、2戦目はABCテレビ、3戦目は試合終了まで完全中継するサンテレビ。その次の15日、16日はマツダスタジアムでの広島2連戦ですが、10日夜時点、地上波のテレビ中継は広島地区のみで、関西ではCS放送に入らないと見られない緊急事態に陥っているのです」
巨人戦が全国ネットで全試合中継されていたのはすでに20年近く前の話。
「関東でプロ野球の地上波中継は土日のデーゲームがメイン。平日ナイターはとてもじゃないが数字も獲れないので放送できない」(在京テレビ局編成マン)
だが、チームの好調ぶりも影響し、関西圏ではまだまだ阪神戦中継は「優良コンテンツ」。無論、視聴者も「地上波ありき」で阪神戦を楽しんでいる。そのため地上波の中継がないことは、他地域よりも衝撃度は大きい。
「放映権は、今年に入ってすぐの時期に『どの放送局がどの試合を中継するのか』を決めるのが通例で、放送局の予算も限られています。いきなり中継を急きょ増やすのは昨今のテレビ局事情を考えても厳しいのが実情」(前出の在阪テレビ局関係者)
であれば、このまま関西の阪神ファンは歓喜の瞬間を見逃してしまうのか?
「ただ、水面下では予算取り含め、在阪テレビ局が放映権取得を探っていると思いますよ。ただしそれには条件がある。それは、その試合で優勝が決まるマジック2以下で迎えた場合のみでしょう。事前にレギュラー番組のCMスポンサーの了承を得たり、試合がもしも延びた場合のことも考えておかなければいけない。結果、膨大な作業量を短期間でこなす必要が出てきます」(同前)
今のところ有力なのは、午後7時台をローカルセールス枠で編成しているカンテレか、同時間帯がローカルセールス枠で、かつ系列の広島テレビから試合映像提供を受けやすい読売テレビの2局とみられる。
全国どこからでも視聴可能なCS放送や、スマートフォンなどで見られる配信中継ではない、阪神ファンが願う「地上波緊急中継」は果たして……。
ロッテ・佐々木朗希の完全試合「地上波テレビ中継なし」の世知辛い裏事情
プロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が4月10日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでのオリックス・バファローズ戦に先発登板。ひとりの走者も許さない、いわゆる...プロ野球の日本シリーズを中継するテレビ局が悲鳴! 視聴率が爆死連発で地上波からついに消滅か?
プロ野球「SMBC日本シリーズ2020」は福岡ソフトバンクホークスが4連勝で、読売ジャイアンツに完勝し、4年連続日本一を果たした。 そんな中、日本シリーズを中継した...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事