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羽生結弦、ローカル紙が結婚相手の「実名公表」で騒動に…特定合戦に終止符もファンから賛否

羽生結弦(写真/Getty Imagesより)

 謎に包まれていたプロフィギュアスケーターの羽生結弦の結婚相手が「確定」したようだ。決定打となったのはローカル紙の記事で、実名で「羽生結弦さんの結婚相手」と報じられたことに賛否が起きている。

 羽生は8月4日、公式SNSで公開した文書に「私、羽生結弦は入籍する運びとなりました」などとつづって結婚を発表したが、お相手についてはまったく触れられず、名前をはじめとした一切の情報が伏せられていた。そのため、ファンやマスコミの間ではお相手の「特定合戦」が過熱。一部では、羽生の大ファンで知られた元AKB48の「まゆゆ」こと渡辺麻友が2020年の引退以降まったく近況が分からなくなっていることから「羽生くんと結婚したのでは」と騒がれた。

 だが、どうやらお相手は「まゆゆ」ではなかったようで、19日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は「羽生と共演歴がある8歳年上の元バイオリニスト」と報道。しかし、それ以前に別の女性誌では「仙台の一般女性」とも報じられていたため、情報が錯綜した状態になっていた。

 そんな羽生の結婚相手をめぐる騒動に終止符を打ったのは、週刊誌や大手新聞ではなく、意外にも山口県の周南市や光市などを中心に発行されているローカル紙「日刊新周南」だった。

 19日に同紙のWEB版有料記事で、バイオリニストとして活躍していた光市出身の女性が羽生の結婚相手であると実名で報じられたのだ。女性の父親が有力建設会社の社長を務めていた名士だったこともあってか、すでに地元では「羽生さんのお嫁さんが〇〇ちゃんだなんてすごい」などと話題になっていたという。記事には、地元で演奏を披露した際の本人の写真なども掲載されている。

 この女性は羽生より8歳年上でアイスショーでの共演歴があり、かつては多数のテレビ出演や著名アーティストとのコラボなどでバイオリニストとして活躍していたが現在は引退状態で、先述した「週刊女性」の報道とも完全に一致。本人たちが認めたわけではないものの、もはや「確定した」といっていい状況だろう。

 だが、先述したように羽生は結婚発表時にあえてお相手の素性を隠しており、実名の公表は本人たちの意思に反している可能性もある。これに対し、ネット上のファンからは「トラブルになりかねないと思って隠しているのでしょうから、それを地元新聞社とはいえ実名報道するのはいかがなものかと思ってしまう」「伏せておきたいという意図をなんで汲んであげないんだろう」「ずっと謎のままでよかったのに」などと報道を疑問視する声が相次いだ。

 その一方で「特定合戦が過熱していくよりは、バレてしまったほうがよかったのかも」「バレるのは時間の問題だったと思うから仕方ない」「ポジティブに考えれば、これでやっと報道が落ち着いてくれるのでは」と一定の理解を示す意見もあり、賛否両論となっているようだ。

 ある意味では「ローカル紙の大スクープ」といえるが、地元に寄り添うローカル紙だからこそ「知っていてもそっとしておくべきだたったのでは」という考え方もある。お相手が「確定」したことで素性を詳しく報じる週刊誌記事などが続出する可能性もあり、影響は拡大していきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/09/20 13:45
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