コムドットに「謝罪が先でしょ」…騒音報道のやまと、報道陣に異例のお願い

　5人組YouTuberグループ・コムドットが10月1日、都内で『コムドット卓上カレンダー2024 1万人お渡し会』を開催。リーダー・やまとが会場に集まった取材陣に“異例のお願い”を伝え、波紋を呼んでいる。

　この日、結成5周年を迎えたコムドットは、『コムドット卓上カレンダー2024』（講談社）を1万人以上のファンに手渡し。「8時間で最も多く配布されたサイン入りアイテムの数」のギネス記録を更新し、やまとは「ファンとつくった世界記録」と喜んだ。

　さらにイベント終盤、やまとは報道陣に対して「コムドットのことを悪く書いたほうがビュー（ページビュー）は伸びるでしょう。しかし、今日来てくださった皆さんがポジティブな記事を書いていただくことで、世間が温かい目に変わると信じています」とコメント。

　加えて、「僕たちはどっからどう見てもいい奴ら。それを生で感じていただいて、温かい記事を世の中に拡散していただければと存じます。ポジ記事を。ネガ記事ではなく」と懇願したのだ。

コムドット、クワガタ画像の無断使用疑惑浮上をスルー？

　コムドットといえば、21年9月発売の「FLASH」（光文社）が、深夜のコンビニ前でメンバーが大声で騒ぎ、警察沙汰になっていたとスクープ。それまでも炎上騒動をたびたび起こしていたことから、「もはや炎上系YouTuber」と揶揄されることも多かったものの、メディア露出が増え始めるとネガティブな話題が減少し、徐々に信頼を取り戻し始めた印象もあった。

　しかし、今年6月にYouTuberコンビ・平成フラミンゴとイベント出演をめぐるトラブルが発生し、その際のやまとの暴言が炎上。これをきっかけにYouTube登録者数が激減し、これに伴いネガティブ記事が再び増加することに。

　さらに、クワガタ・カブトムシ関連の発信を行っている“わたくわ”氏が8月、自身のクワガタの画像をコムドットのYouTube動画で無断使用されたとX（旧・Twitter）で抗議。複数のメディアがこれを取り上げた。

コムドット、2度目の騒音報道もスルーか……

　加えて9月28日付の「東スポWEB」は、やまとが居住用として借りているマンションの一室をYouTubeの撮影場所に“転用”するという違反行為をしていたと報道。

　記事によると、この部屋は2年前から騒音が問題視されており、管理組合は文書でやまとに改善を申し入れ。管理組合の理事会にやまとも出席し、「4月1日以降はマンションでの撮影を中止する」と約束したにもかかわらず、深夜の撮影やどんちゃん騒ぎを続行したと伝えている。

　今回、やまとが報道陣に「ポジティブな記事を書いて」と呼びかけたのは、こうしたネガティブな話題が背景にあると思われる。

　しかし、メンバーが最近の疑惑や報道について触れないことから、「もし騒音問題などが事実なら、自分に都合のいいことをお願いする前に、まずは謝罪が先では？」「騒音報道をスルーしといて、マスコミに『良いこと書いて』って頼むのは虫がよすぎる」と呆れる声も続出しているようだ。

　ただ、9月4日深夜放送の冠バラエティ番組『コムドットって何？』（フジテレビ系　※関東ローカル）では、ゲストのEXIT・兼近大樹が「謝罪ばっかしてるよね？」と指摘した際、メンバーのひゅうがは「そんなことない！」「1回くらいしかしてないっすよ」と否定し、やまとも「なかなか謝んないですから、俺ら」と豪語。

　不祥事をすぐさま謝罪するYouTuberが多くいる中、どうやらコムドットは“滅多に謝らないチーム”を自認しているようだ。

　今回の「お渡し会」では、「次の節目まで、ファンの人たちが応援していることを誇れるようなチームでありたい」と語っていたやまと。このタイミングでこのように語るということは、謝罪はせずとも、反省はしているのかもしれない……。

仲宗根由紀子（エンタメ系ライター）

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ