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篠原涼子、ジワジワ進んでいた女性ファン離れ…主演ドラマが「視聴率ワースト1」で表面化

テレビ東京/ドラマ8「ハイエナ」公式サイト

 篠原涼子が山崎育三郎とW主演したドラマ『ハイエナ』(テレビ東京系)が大苦戦のまま終了し、秋ドラマの視聴率で「ワースト1」になったと報じられた。かつて、篠原はオリコンの「女性が好きな女優」ランキングで1位になるなど圧倒的な同性支持があったが、女性ファンが離れたことがドラマの大コケにつながったと指摘されているようだ。

 同ドラマは、2020年に韓国で大ヒットした弁護士ドラマの日本版リメイク。一匹狼で勝つためにはどんな手段でも使うハイエナのような弁護士・結希凛子(篠原)と、代々裁判官の法曹エリート一家に生まれた国内最大手法律事務所の若きエース弁護士・一条怜(山崎)という対照的な2人の生存競争と恋愛模様が描かれた。

 もともと韓国でヒットした作品である上に、篠原が得意とする「強くて型破りな女」が主人公ということもあり、前評判はそれなりに高かった。ところが、初回の平均世帯視聴率は3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調な出だしとなり、2話からはテレ東であることを踏まえてもゴールデン帯のドラマとしては厳しすぎる2%台に転落。5話までの平均は世帯2.7%、平均個人視聴率も1.5%と他局なら打ち切りレベルで、近年テレビ局が重視しているコア視聴率は1%にすら達していなかった。ついには一般に視聴率が公表されなくなっていたが、17日付の「デイリー新潮」(新潮社)は「秋ドラマでワースト1」と断定している。

 ネット上の視聴者からは「原作の韓国版は好きだけど、篠原涼子は役に合ってない」「前は好きな女優さんだったけど、同じような演技ばかりだし、もう年齢的にこういうキャラクターは似合ってないと思う」といった、篠原への辛辣な意見が目立った。ストーリーに関しては「結構面白かった」という意見が少なくないため、篠原が“戦犯”という見方が強まっているようだ。

 篠原といえば、映画化もされたフジテレビ系『アンフェア』シリーズや、30代の独身美人OLを演じた日本テレビ系『anego』、2020年に第2シリーズも放送された日本テレビ系のお仕事ドラマ『ハケンの品格』などの大ヒット主演ドラマが多くあり、先述したように女性があこがれるような「強い女」を演じさせたらピカイチ。しかし、今作の大コケによって固定ファンだった女性層が離れてしまった可能性が高まった。

 女性ファン離れの原因といわれているのが、2021年の市村正親との離婚と不倫疑惑だ。離婚発表の直後に14歳年下のイケメン韓国人タレントと不倫関係にあったという疑惑が報じられ、15年以上も連れ添った市村を捨てて「若い男に走った」のではないかと騒がれた。今のご時世ではそれだけでも大きなイメージダウンになるが、2人の息子の親権を高齢の市村が持ったことで、篠原への風当たりがさらに強まってしまったのだ。

 一部では「イメージ的にそれほどダメージはないのでは」という指摘もあったが、2022年3月に公開された主演映画『ウェディング・ハイ』が、バカリズムの脚本、共演が中村倫也、岩田剛典、向井理らという豪華布陣でありながら興行成績で苦戦。10年以上も起用されていたエスエス製薬「イブクイック頭痛薬」のCMからも降板するなど、ジワジワと影響が広がっていた。

 不倫にのめり込んでいくセレブ妻を演じたNetflixオリジナルシリーズ『金魚妻』(昨年2月配信)は、激しい濡れ場を披露したこともあって話題になったが、残念ながら役柄や作品のテーマ的にも女性層からの好感度は上がらず。そうやって水面下で徐々に進行していた女性ファン離れが、今回のドラマの大コケによって表面化したといえそうだ。

 今になって離婚と不倫疑惑の代償を支払うことになった篠原。ここから再浮上することができるのかどうか、女優としての正念場といえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/12/19 18:00
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